足立朝日

東部ポートボール連盟ミニバスケ交歓会 新田と埼玉・極星スマイルが初参加

掲載:2010年7月5日号
 6月27日(日)、東部ポートボール連盟(沖山忠敏会長)主催のミニバスケットボール交歓会が辰沼小、中川小、花畑小、中川北小、中川小、古千谷小、千住第八小で開かれた。
 今年で14回目のこの交歓会は、足立区のほか近隣区・市からもチームを招き、交流を図るもので、男子16チーム、女子20チームが参加した。
 この中で注目されたのは4度目の参加となる葛飾区の「きさらぎ」(大草玄監督)。80人のうち半数の40人が知的障害児チーム「どんぐり」をつくり、健常児がサポートしながら、「スポーツする楽しみ」を味わっている。この日も、会場の中川北小体育館では、「きさらぎ」の健常児にサポートされながら、他チームの子らと楽しくゲーム。障害児を普通にサポートする健常児の姿、何度もシュートに挑戦し、ボールをゴールに入れた時の障害児のうれしそうな表情が印象的だった。
 また、今回初参加は、足立区の「新田」と埼玉・越谷市の「極星スマイル」。「新田」は、長澤孝幸監督、長澤優子、五十嵐淳一コーチの下、3年前に発足したが、「元気に楽しく」をキャッチフレーズに、男子13人、女子18人が、メキメキ実力をつけて初参加。「野球や空手、剣道もやっている子がいて、みんな一生懸命です」とは長澤優子コーチ。
 一方、「極星スマイル」は、30数年の歴史があり、現在、蒲生駅周辺の小学生25人が参加している。三枝(みえだ)誠ヘッドコーチは「今日、きさらぎさんの障害児チームを見て、感激した。すごくいいことで、越谷でもぜひこれをやりたい」と話していた。
 交歓試合の後の懇親会には、各チームの監督役員、スタッフら約50人が参加、指導上の悩みや喜び、交歓会の感想などが話され、有意義な会となった。

写真=健常児の優しいサポートの下、楽しく試合をする「どんぐり」チーム=中川北小体育館で