掲載:2007年3月5日号
言葉では伝えきれない思いを、しなやかな指先、優雅な動き、豊かな表情で伝える役者たちが、シアター1010の舞台に登場する。サイン・ミュージカル「ムーン・ガーデン」(原作=アンデルセン「絵のない絵本」)。手話だけではなく、誰でもが解る動きで音楽を「視る」シアター・アートだ(助成=(社)朝日新聞文化助成財団など、後援=区教委、都聴覚障害連盟、(社福)トット基金など)。
黒柳徹子の著書の印税で運営される「トット会館」(西品川)では、本番に向けての稽古が終盤を迎え活気に満ちている。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2007年2月5日号
今をときめく若手男性俳優集団「D―BOYS」(ワタナベエンターテインメント)のひとり、柳浩太郎が、シアター1010で主演する。演目はファンタスティックミュージカル「Cooky Clown」。
金融業界で飛ぶ鳥落とす勢いの若手社長。でも、心はなぜか満たされない。そんな時に巡り会った「クッキークラウン」。それにより全てを失い、奈落の底につき落とされるが、次第に「本当に大切なもの」に目覚めていく。演出は是枝正彦。かつて「キモサベポン太」名でお笑い界に旋風を巻き起こした伝説の人物だが、現在は、人情味溢れる喜劇の名手として活躍。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2007年2月5日号
今をときめく若手男性俳優集団「D―BOYS」(ワタナベエンターテインメント)のひとり、柳浩太郎が、シアター1010で主演する。演目はファンタスティックミュージカル「Cooky Clown」。
金融業界で飛ぶ鳥落とす勢いの若手社長。でも、心はなぜか満たされない。そんな時に巡り会った「クッキークラウン」。それにより全てを失い、奈落の底につき落とされるが、次第に「本当に大切なもの」に目覚めていく。演出は是枝正彦。かつて「キモサベポン太」名でお笑い界に旋風を巻き起こした伝説の人物だが、現在は、人情味溢れる喜劇の名手として活躍。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2007年1月5日号
シェイクスピアの悲劇「ハムレット」が、歌と踊りのエンターテインメント作品として、シアター1010に登場する。
デンマーク王子ハムレット(安寿ミラ)は、父の亡霊と会い、父が叔父のクローディアス(沢木順)に毒殺されたことを知る。叔父に母・ガートルード(舘形比呂一)をも奪われたハムレットは、復讐を成し遂げるために狂気を装う。狂気の原因が、我が娘オフィーリア(堀内敬子)への恋慕であると感じた重臣のポローニアス(斎藤晴彦)は娘を近づけるが、ハムレットの心は叔父への復讐心だけに燃えている。さらに、叔父と間違えてポローニアスを殺してしまう。悲しみのオフィーリアは溺死し、ポローニアスの息子レアティーズは、ハムレットへの仇討ちを誓う。ハムレットの学友ローゼンクランツに柄谷吾史、親友ホレイショーに石山毅。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2006年12月20日号
シアター1010舞台上の小舞台(ミニ11)に、歌舞伎俳優・市川段治郎とミュージシャン・貴水博之が登場する。作品は「動物園物語」(エドワード・オールビー作、青井陽治・訳/演出、朝倉摂・美術/衣装)。
社会から忘れ去られ、孤独に苛まれるジェリーと、ごく普通の平穏な生活を送るピーターが、ニューヨークのセントラル・パークで出会う。動物園から公園へ来た理由をしゃべり続けるジェリーに、ピーターは苛立ちを覚えるが、やがてジェリーの話に引き込まれていく。それが、自分をどのような結末に導くかを予想もせずに……。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2006年12月5日号
男性のみで構成される劇団「スタジオライフ」が、シアター1010に再登場する。演目は「銀のキス」(原作=アネット・カーティス・クラウス、翻訳=柳田利枝)。原作は、全米図書館協議会「ベスト・ブックス・フォー・ヤングアダルト」など数々の賞を受賞した名作。演出は、作品選定と解釈への感性が冴え渡る倉田淳。同劇団唯一の女性で、とくにドラキュラ作品を手掛ける手腕は群を抜く。吸血鬼シリーズ「DRACULA」「ヴァンパイア・レジェンド」に続く第3弾の演出に注目が集まる。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2006年11月5日号
あの名優・白石加代子が、また1010の舞台を踏む。11月24日(金)午後7時限りの「百物語」特別編。現在79本のシリーズ中、極めつけの2本、三遊亭園朝「江島屋騒動」、筒井康隆「五郎八航空」を上演する。白石加代子100%全開度に、観客は震撼し、はたまた笑い転げるのは間違いない。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2006年10月5日号
「幻灯記KUKAI~ダイダラボッチ見たか?」が、10月24日(火)~11月5日(日)、まで上演される。作・演出は、「ピーターパン」、オペラ「罪と罰」などの加藤直(ただし)。鋭い表現と知的かつ丁寧な作品作りで、その名を馳せる。
同作品で注目されるのは、役者と江戸糸あやつり人形のコラボレーション。370年の歴史を継承する三代目・結城一糸が主宰する「アセファル」の企画・製作だが、同作品でエグゼクティブプロデューサーを務める佐伯民子の祖母が語る「空海」から発想を得た。歴史上の記録にも残らない、空海の空白の7年間。青春時代の空海は、何を求めて彷徨っていたのか?その純粋な疑問に、病んだ現代で人間性を失いつつある「女」(荻野目慶子)、「私」(ダンカン)、「ボク」(黒田耕平)を絡ませて物語は始まる。空海の足跡を求める夢の中の旅で、水先案内人になるのは、人形の「そら」(結城一糸)と「うみ」(田中純・十一代目結城孫三郎)、そして「吟遊詩人」(港大尋)。空海の詩や言葉は、音楽・歌・声明・映像で自由に空間を誘う。10人の僧侶による声明も圧巻。田中は結城の実兄で、現在は大学教授。「兄との共演は16年ぶり。人形に対して、優しさや思いが溢れている今の兄に、ぜひ舞台に立ってほしかった」と結城は語る。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2006年9月5日号
脚本家・演出家の水谷龍二の作品に惚れきった役者たちが、水谷作品を上演するために立ち上げた「星屑の会」。しばしの休息を経てこの9月28日(木)、シリーズ作品「星屑の町」の最新作「東京砂漠篇」が、シアター1010で上演される。
ラサール石井、小宮孝泰、渡辺哲、でんでん、菅原大吉が演じる売れないコーラスグループ「山田修とハローナイツ」。心悲しくほのぼのとしたオヤジたちの姿が心に沁みる同シリーズは、仙台・沖縄・大阪・長崎を背景に観客を泣き笑いさせ続け、今回は東京が舞台。ゲストの戸田恵子にも期待がかかる。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー
掲載:2006年9月5日号
脚本家・演出家の水谷龍二の作品に惚れきった役者たちが、水谷作品を上演するために立ち上げた「星屑の会」。しばしの休息を経てこの9月28日(木)、シリーズ作品「星屑の町」の最新作「東京砂漠篇」が、シアター1010で上演される。
ラサール石井、小宮孝泰、渡辺哲、でんでん、菅原大吉が演じる売れないコーラスグループ「山田修とハローナイツ」。心悲しくほのぼのとしたオヤジたちの姿が心に沁みる同シリーズは、仙台・沖縄・大阪・長崎を背景に観客を泣き笑いさせ続け、今回は東京が舞台。ゲストの戸田恵子にも期待がかかる。
(さらに…)
Posted in コラム, シアター1010ストーリー