ファン待望の白石加代子「百物語」が、シアター1010の特別企画として、同劇場で上演される。2月9日(木)は、浅田次郎「うらぼんえ」、阿刀田高「干魚と漏電」、和田誠「おさる日記」の特別編。10日(金)は第二十三夜として、夢枕獏「首」、朱川湊人「栞の恋」。両日共に午後7時開演。
構成・演出は、「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」などのテレビドラマの名作も手がけ、エッセイストとして著書が多い鴨下信一。プロデュースは「奇跡の人」「身毒丸」「クラリモンド」などのヒット作品を手掛けてきた笹部博司。この三者の感性の融合が、怪しげで悲しく愛しい舞台を創り上げる。
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シアター1010初春新派公演が、1月3日(火)~9日(月)まで同劇場で行われる。演目は、久保田万太郎・作、青井陽治・演出の下町情緒たっぷりの「ふりだした雪」。舞台は、昭和初めの深川。薄幸の「おすみ」(波乃久里子)は、煙草屋を兼ねた荒物屋の伯父「傳蔵」(柳田豊)の家でひっそりと暮らす。そんなおすみを見初めた「治平」(松村雄基)と、別れた夫「柳太郎」(六平直政)との葛藤を知らず、伯父のために静かに縫い物に没頭するおすみ。ふりだした雪が、それぞれの悲しい運命を象徴する。何気なくも研ぎ澄まされた台詞の応酬が、すれ違う男と女の心の機微や、脇役の男性陣の存在にもスポットライトを当てる。万太郎作品特有の「間」の取り方が課題となる秀作を、各役者がどのように演じるか期待。
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漆黒の空間に満天の星が輝き始めると、会場からは感嘆の声がさざ波のように広がる。舞台上には群集が現れ、「ケンタウルス星祭」が始まる。色とりどりの仮装で歌い踊りながら、観客を「銀河鉄道の夜」へと誘う。
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シアター1010こけら落とし記念公演での名舞台「パサジェルカ」を演じ、その存在感を発揮した「スタジオライフ」が12月1日(木)~11日(日)、同劇場に再登場する。今回は、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞受賞作家・東野圭吾の「白夜行」を上演。東野作品初の舞台化を手掛けたのは、同劇団唯一の女性でもある演出家・倉田淳。85年に河内喜一朗と共に「スタジオライフ」を結成し、今年創立20周年を迎えた。88年から「役者は男性のみ」の新スタイルで、さらに脚光を浴びている。
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個性派俳優の柄本明と、宝塚歌劇団出身の剣幸(つるぎみゆき)による一日限りの朗読劇「劇的リーディング~生きもの編~」が、11月23日午後2時と6時にシアター1010で上演される。剣は、月組男役トップスターとして16年、さらに退団後15年、女優・歌手・声優など常に新しい挑戦をしてきたが、今回、柄本を相手にどのような掛け合いになるかが楽しみだと言う。
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新しい飛躍を千住から
「小松亮太&ザ・タンギスツ」のファイナルツアーが、シアター1010に決定! 11月19日と20日のチケットは完売し、20日(日)夜7時の追加公演も行われる(問合せ℡5244・1011)。
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芭蕉ゆかりの地で俳人育成
松尾芭蕉の約5カ月に亘る「奥の細道」の旅は、「千住」からスタートした。千住大橋を越えることは、芭蕉にとっては江戸との決別の意味であり、北詰の大橋公園の「矢立初の碑」には、芭蕉の心情を表わした「行く春や鳥なき魚の目は泪」の句の他、「奥の細道」旅立ちの章段の抜粋が刻まれている。
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