足立朝日

掲載:2010年9月20日号
 「中原由美子バレエ・フレイグランス~舞い香る~第9回公演」が、10月にメルパルクホールで開かれる。3歳からバレエを始めた中原さんは、千住5丁目の名倉医院の隣りにスタジオを構え、後進の指導に尽力しつつ、クラシック・バレエ、モダン・ダンス、地唄舞、バレエ創作・演出、大学での講義など幅広い活動を展開。今回の作品も、中原さんの演出・振付により、実際に「香り」と共にバレエを楽しむという意表をついた「香りたつステージ」だ。
 プログラムは①「ラプソディ」②「マスカレード~仮面舞踏会~」③「葦辺行く」の3作品。①では、ジョージ・ガーシュイン作曲のジャズ風クラシックの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」の生演奏も楽しめる。②は、美しいバレエ組曲を色鮮やかなコスチュームで優雅に舞う。③は、中原さんが日舞「鷺娘」から翻案。東京大学・国際基督教大学の長唄研究会の講師、日本舞踊の地方(じかた=舞踊の伴奏)の公演などで活躍する稀音家六綾(きねやろくあや)師匠の協力を得て、邦楽の生演奏とバレエのコラボレーションを贈る。エレガントな工夫が凝らされた中原さん着用の衣装、桝竹眞也、リーガン・ゾウ、杜海(ドゥ・ハイ)、池川恭平ら著名男性ダンサーの繊細かつパワフルなバレエも見どころ。
【公演日時】10月1日(金)午後7時、2日(土)午後1時半。
【会場】メルパルクホール(港区芝公園2-5-20)
【料金】S席5000円、A席4000円、B席3000円。全席指定。【チケット】希望曜日・枚数・氏名・住所・電話番号を記入の上、左記へ。事務局FAX3604・1054、携帯メールEメール

写真=艶やかな衣装で稽古中の中原さん
掲載:2010年9月20日号
 区内の新聞販売店53店舗が、高齢者の見守り「あんしんネットワーク」に登録した。
 9月9日(木)、区庁舎ホールで行われた登録証交付式で近藤やよい区長が登録証を代表者に手渡し、朝日新聞のASA14店舗など全新聞販売店が、新たにあんしん協力機関として加わった。
 あんしんネットワークはボランティア、民生委員、地域包括支援センター職員が中心となって、地域の高齢者の見守りや声かけなどをする事業。高齢者やその家族が困っている時に①見落とさない②相談できる③対応できる④支え合うことで、問題の早期発見と地域ぐるみで支えることが目的。これまでに銭湯、薬局、老人クラブなど379カ所が登録している。
 足立区の人口67万人のうち、65歳以上は14万人。高齢化率は21・7%で、5人に1人が高齢者。全国平均22・6%よりは低いが年々増加しており、平成26年度には24・3%になると予測。また全32万世帯中、高齢者の1人暮らし及び高齢者のみの世帯は6万5000世帯で、全体の5分の1にあたる。
 区では平成12年から同ネットワークを立ち上げ、協力機関を増やしてきた。配達で地域に浸透している新聞販売店には、アンテナとしての役割が期待される。「新聞が何日もたまっている」「シャッターが閉まっている」「洗濯物が干しっぱなし」「植木の水やりがされていない」などの異変のほか、本人からの虐待などの相談も、地域包括支援センターに連絡。区の職員などが対応にあたる。
 これまでも配達現場では、様々な事態に遭遇した例がある。病人を発見し、連絡先がわからないため119番通報したが、救急車に同乗しなければならず、業務に支障をきたすことがあったという。今回の登録により、スムーズな地域協力ができることになる。

写真=登録証交付式で各新聞販売店の代表が揃った=区庁舎ホールで
掲載:2010年9月20日号
 10月1日(金)午前7時半~11時半まで、区内の各駅で民生・児童委員の人たちを中心に駅頭募金が実施される。1947年から始まった赤い羽根共同募金。集まったお金は、ボランティア育成事業や社会福祉施設への設備を充実させるためなどに使用されている。皆さんからの暖かいご協力を!
【問合せ】社会福祉協議会総務課TEL3880・5740

写真=大師前駅での募金風景=昨年度
掲載:2010年9月20日号
 区内2小学校で、文化庁の「子どものための優れた舞台芸術体験事業」の巡回公演が行われた。子どもたちの芸術を愛する心を育てようというもので、申し込みの中から実施校が選ばれる。 (さらに…)
掲載:2010年9月20日号
 小学校の校庭に竹刀を持った覆面の男たちが乱入! 「オレたちが勝ったら、今日からここは埼玉だ!」と小池康之校長を襲撃。それを迎え討つ屈強な男女に、子どもたちの声援が飛んだ。
 伊興小学校で9月12日(日)に開かれた、PTA(黒川浩会長)・フェスタ実行委員会主催の「ファミリーフェスタいこう」の一幕。これまでも様々な企画を実行してきたが、今年はなんと校庭にリングを張ってプロレスを見せるという、異色の目玉となった。
 訪れたのは、元ハッスルのTAJIRIさんらが所属するプロレス・格闘技団体「SMASH」。TAJIRIさんの兄と親しい樋口二郎・第十四中PTA会長からの提案を受けた黒川会長の、「鍛え上げられた肉体と技を、子どもたちに見せたい」との想いで実現した。
 試合前には子どもたちがリングに上がって、プチトレーニングを体験。その後、悪役の「いこうデビル」相手に、TAJIRI、小路晃、KUSHIDA、朱里さんらが迫力のパフォーマンスを繰り広げた。プロレス好きの6年生男子は「かっこいい。将来プロレスラーになりたい」と大喜び。大人たちも熱狂した。
 歌手でSMASH専属リングアナウンサーのSUNAHOさんも、仮面ライダーWの挿入歌を熱唱して盛り上げた。
 この日は、同校児童らのダンスや演奏の披露や、交流のある長野県飯綱町の食材販売もあった。収益は、5年生の飯綱町での農業体験費用に使われる。

写真=子どもたちの目の前で、迫力のプロレス技が次々と=伊興小学校で
掲載:2010年9月20日号
 9月26日(日)午前10時半~午後5時まで、千住旭町商店街(遠藤章理事長=文具トラヤ店主)で今年も「学園通りフェア2010」を開催。
 足立成和信用金庫駐車場、税務署前、足立学園などを舞台に、東京電機大学ダンス部、東京未来大学吹奏楽、東京芸大金管五重奏、足立学園吹奏楽、千寿桜堤中マーチングバンド、千寿常東小演奏、早稲田大学サンバ、FC東京キックターゲーット、JОTОクラブスポーツ吹矢などなど、イベント盛りだくさんだ。※詳細は下図参照
【問合せ】TEL3888・5526文具「トラヤ」




写真=上/子どもたちの目の前で、迫力のプロレス技が次々と=伊興小学校で
下/キックターゲットでFC東京グッズをゲット
掲載:2010年9月20日号
 社会福祉法人あだちの里(平野和代理事長)が運営する竹の塚総合支援センターで、施設祭「フェスタ・デ・バンブー」が、9月11日(土)に開かれた。竹の塚ひまわり園、竹の塚福祉園、希望の苑の3施設合同によるもので、ひまわり園は10周年。毎年1500~2000人の来場者で賑わう。
 竹の塚ひまわり園は、平成21年に自立支援法に移行したことで就労移行支援、就労継続A型、同B型、生活介護の4タイプを兼ねた都内唯一の施設となった。利用者たちは自分の障害の程度などに合わせて、それぞれのタイプの支援を受けながら就労や自立を目指している。
 3年前から近隣の小学生が総合学習で一緒に作業をするなど、地域との交流や理解が深まっている。藤田誠施設長は、「その後、遊びに来てくれる子もいる。地域がテーマ。みんなが自然に外に出て行けるように、日常の積み重ねでイベントができれば」と話す。

写真=移動動物園や模擬店、ライブなどで大賑わい=竹の塚ひまわり園で
掲載:2010年9月20日号
 千住母の会(西林登美子会長)、千住青少年育成協議会(小林幸雄会長)、千住警察署(金子伸司署長)主催の青少年健全育成の集いが8月31日(火)、千寿本町小学校体育館で開かれた。
 青少年の非行防止を呼びかけるもので、今年で25回目。主催団体や地域の人々、地域内4中学校の生徒たちが出席した。
 中学生が考えた万引き標語優秀作品が発表されたほか、4校の代表生徒が意見発表を行い、大人たちを唸らせた。
 足立学園中3年の小早川直也くんは、生徒会で裏方の仕事と仲間の支えの大切さを学んだことを発表。千寿青葉中2年の高橋美裕(みゆ)さんは、外国語を使う仕事をしたいという「将来の夢」。第一中1年の渡辺夢香さんは、「私の目標は親孝行」と、共働きの両親から学んだ生き方への想いを話した。千寿桜堤中2年の大久保隆介くんは、小さい頃「提灯になりたいと思っていた」というほどの祭り好きから、「日本の伝統文化大切に」の題で、伝統文化を若者が国内外に紹介して盛り上げようと呼びかけた。
 最後は潤徳女子高等学校吹奏楽部が5曲を演奏。楽しいパフォーマンスで会場を盛り上げた。

写真=潤徳女子高校吹奏楽部の演奏が盛り上げた=千寿本町小学校体育館で
掲載:2010年9月20日号
 足立区総合防災訓練が9月5日(日)、荒川河川敷右岸の千住新橋緑地で行われた。
 今回初の試みとして、災害情報の情報配信(Aメール)登録者約1700人に、避難所の開設状況や道路の復旧状況などの災害情報が配信された。
 現場では昨年に続き、中学生消火隊が参加。千寿青葉、新田、渕江、東綾瀬、第十四、西新井の6校の生徒たちが、ホースでの放水を行った。
 避難所運営訓練は、千寿第五小学校防災協議会(田中敏明会長)の約100人がベニヤ板製の校舎前に集合、炊き出しなどを行った。同協議会では独自の訓練を連続15年実施しており、この日もスムーズに進んだ。
 障害者団体も参加し、ヘルパーに車椅子を押してもらって避難した。ヘルパーの参加は今年初。NPOケアサポートもやいの藤原慶子さんは「車椅子の誘導がなかった。実際の災害時には、瓦礫などで車椅子は動けないと思う。もう少し障害者に関心を持って欲しい」。
 今回の訓練から、見えてきた課題のひとつだ。

写真=倒壊建物からの救出訓練
掲載:2010年9月20日号
 足立税務署(千住旭町)管内の民間7団体が9月1日(水)、同署で「e‐Tax」の利用推進宣言を行った。
 東京税理士会足立支部(小久保隆支部長)、社団法人足立法人会(須賀豊会長)、足立納税貯蓄組合連合会(八木澤秀夫会長)、足立青色申告会(飯岡昭二郎会長)、足立間税会(市川俊夫会長)、東京小売酒販組合千住支部(永谷一夫支部長)、東京小売酒販組合綾瀬支部(平田忠彦支部長)。代表して須賀・足立法人会会長が宣言文を読み上げ、石川克彦・足立税務署長に手渡した。
 e‐Taxはインターネットを使った国税の申告や納税などの手続きができるシステムで、国税庁では納税者の利便性向上と事務の効率化を図るため、利用拡大を進めている。
 八木澤・足立納税貯蓄組合連合会会長は「各団体連携し、一丸となって利用推進に取り組みたい」と挨拶した。
 国税庁のHPには、所得税の確定申告書を作成してそのままe‐Taxで申告できるコーナーや、プリントして郵送できる確定申告書作成コーナーなど、各種申請用紙も掲載されている。

写真=石川署長に利用推進宣言文を渡す7団体の代表=足立税務署で