足立朝日

掲載:2010年12月5日号
 11月14日(日)千住スポーツ公園地下土俵で、「第63回区民相撲大会」が開かれ、57人が参加、熱戦を繰り広げた。
 大会結果は次の通り。
【幼稚園】①大上駿(のぞみ幼稚園)②井上源(若草幼稚園)
【小1年】①堀中眞帆(弘道小)②本郷凌(関原小)③柿沼星愛(弘道小)
【小2年】①三本木翔(西新井小)②山崎連(栗島小)③堀中和眞(西新井小)
【小3年】①小池颯太(西新井小)②大上拓己(弥生小)③山崎隆史(弘道小)
【小4年】①阿内友也(弘道小)②松島知生(千住第八小)③藤森莉奈(弘道小)
【小5年】①下谷丈(千寿小)②山野井敦貴(弘道小)③染谷佑武(弘道小)
【小6年】①清田和希(千住第八小)②別府耕史(中島根小)③神崎龍太(弘道小)
【中学・一般】①山上佳知実②岩井徹哉③山下秀樹
掲載:2010年12月5日号
 11月3日(水・祝)~14日(日)まで「第19回足立区ジュニアスポーツ大会ミニバスケットボール競技」がスイムスポーツセンター、鹿浜センターなどで開かれた。男女とも予選トーナメント、予選リーグ戦後、決勝リーグが行われ、男子は弥生第二、女子はフラワーロックスが優勝した。結果は次の通り。
【男子】①弥生第二②宮城③ブルースカイ
【女子】①フラワーロックス②宮城③ブルースカイ



写真=上/女子優勝のフラワーロックス
下/男子優勝の弥生第二
掲載:2010年12月5日号
 足立区がこの夏行った地球温暖化防止への取り組み「バーディ大作戦」の表彰式が11月19日(金)、区役所で行われた。
 家庭での対策のきっかけにしてもらおうと、「足立区の温度を1度下げよう」をテーマに小学5年生を対象に実施したもので、64小学校、2455人が参加。7月の連続4日間に家庭の電気使用量を測定し、8月の連続4日間に電気料金を減らす作戦を立てて実行、成果を提出した。
 区の発表によると、この作戦で3日間に減らすことのできた電気使用量の合計は、1万2765・5kw、CO2に換算すると約5000㎏になる。
 表彰状を一人ひとりに手渡した近藤やよい区長は、「思うように減らせなかったという感想も多かった。小学生が気付いて取り組んでくれたことは、大人にも負けない大きな成果。これからも継続して」と呼びかけた。
 直江なおみさん(37歳・梅田2丁目)は、息子の茂一くん(3歳)と、一般の部で参加し最優秀賞を受賞。区内の遊び場めぐりを主にして、家でのビデオ鑑賞などを減らすことで電力減に成功した。「児童館など地域の人の工夫がされていて、有り難かった。知らなかった公園の発見や出会いが良かった」と思わぬ収穫を喜ぶ。
 一般の部は、波野(はの)邦彦さん(74・加平3丁目)、湯浅信雄さん(65・足立1丁目)が優秀賞を受賞した。
 小学生の部の受賞者は次の通り(敬称略)。
【バーディ賞】大矢航輝(千寿桜)、岸田博輝(東伊興)、菅原アリス(梅島第二)、須藤巧斗(弥生)、寺田遼一(栗島)、楡井里奈(千寿第五)、貫井沙羅(千寿第八)、日野朱理(千寿本町)、三倉志帆(中川)、山本真夕(青井)
【審査員特別賞】井上美咲(東綾瀬)、河内大和(興本扇)、正田紗弥奈(五反野)、大坊有樹(島根)

写真=授賞式に参加したみなさん=区役所で
掲載:2010年12月5日号
 足立区の街からまた一つ、書店の灯が消えた。
 千住旭町の学園通り商店街で42年間、地域の人に愛されてきたアサヒ書店が先月、惜しまれつつ閉店した。
 店主の齋藤廣太さん(55)をはじめ、妻の祐子さん、昼間のレジ担当の女性の、笑顔と気さくな会話が、ふらりと立ち寄る客を常にあたたかく迎えてきた。
 種類数では大型店には適わないが、書籍の品揃えは実に豊かで幅広い。「視点が変わっている本が楽しくて好き。新しい作家や本に出会うのがすごくうれしくて、学生時代から手当たり次第読んでいた」という齋藤さんのこだわりの一棚は、出版社にも「なぜそんなに売れるのか」と驚かれた。
 経費削減もあるが、中を見て買って欲しいと、漫画の単行本はビニール包装をせず、欲しい本はすぐに取り寄せる。常連客の好みを覚えていて、購読誌の取り置きなど心のこもったサービスがあった。
 「変な話ですけど」が口癖の知識の豊富な齋藤さんの人柄に、雑談に花を咲かせる客も多く、3世代が通う、まさに生きた街の本屋だった。
 だが、容赦ない不況と進む活字離れに、今年の猛暑が追い討ちをかけた。出歩く人が激減した打撃は大きく、閉店を決めた。齊藤さんは時代の流れと諦めるが、「今は活字に不慣れな子が多く、好奇心が広がらない」と、本離れを憂う。そんな中、子どもにちゃんとした本を買い与え続けるお客さんがいたことは、書店主の喜びだった。「きれいな日本語を使うんですよ。その子にさっき、おじさん、ありがとうと言われて、泣きそうになった」と目元をくしゃくしゃにして笑う。
 最終日の11月27日、閉店時刻の夜9時を過ぎても、客は途切れなかった。最後の一人になると、一人、二人と、閉店を引き延ばそうとするかのように次々に来店。高校時代から交際中の奥さんと通っていたという39歳の男性は、昼間花束を持参した。
 別れを惜しむようにじっくりと棚を見る客たちの手には、最後の数冊。「今までありがとうございました」。互いに笑顔で深々と頭を下げ、同じ言葉を贈った。
 「閉店を淋しいね、って言っていただける仕事ができたのがうれしい。兄貴とみたいに、可愛がってもらった商店街の人たちにも感謝。みなさんに感謝の言葉だけです」
 2階建てのビルは、2年後の電大開設を視野に、学問系の店に貸したいと考えているそうだ。

齋藤廣太店主と妻の祐子さん=最終日、閉店時間を迎えたアサヒ書店で
掲載:2010年12月5日号
 アメリカ仕込みの感性でTBSのラジオ番組を盛りたて、アナウンサーとして幅広く活躍。視聴者にラジオやテレビの楽しさを伝え続けている生島ヒロシがCDデビューした。タイトルは「もしもしお父さんです」。
 現在、TBSラジオ系「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」などの番組出演・CM出演・講演など多方面で活躍中の生島。この12月に還暦を迎えるとは思えない伸びやかで若々しい歌声ではあるが、その歌詞と台詞が何とも切ない。上京した父が娘を思って電話をかけるが、いつも留守。「お前の母親と別れはしたけれど お前は父さんの 一生子どもだよ♪」……娘はいつまでも帰宅せず、お父さんは娘と話せないまま最終列車の時間が迫り、「最終の時間だ 待ったけどもう帰るね」……。生島ヒロシの父性を感じさせる親子愛が美しく悲しい(作詞=里村龍一、作曲=森山慎也、編曲=矢田部正)。
 「この歌を通して今一度、親子の絆、愛情について考えるということを世間に発信していきたい。還暦を迎える1週間後の紅白とレコード大賞に出られるよう(笑い)、この曲に賭けます!」と生島。
掲載:2010年11月20日号
 紅葉シーズンも終盤。ほんのちょっと足を伸ばすだけで、秋を堪能できるエリアをご紹介。
 つくばエクスプレス(TX)快速で北千住から35分。研究都市として知られるつくば市は、実は伸びやかな風景とおいしいものの宝庫! 市街地でも贅沢に紅葉が楽しめ、バスで筑波山方面まで行けば温泉もある。駅に着いたらまず、南北自由通路内の「つくば総合案内所」に行ってみよう。
◆ポイント①「紅葉シーズンが長い」
 街路樹は、紅葉時期が異なる種類を通りごとに植えてあるため、期間が長い。今年は11月いっぱい見頃の予想。
◆ポイント②「ウォーキング&サイクリングに最適」
 街中には樹木や芝生など、自然豊かな公園がいっぱい。つくば駅から約3・5㎞離れた赤松公園まで、歩行者・自転車専用道路「つくば公園通り」で繋がっているので、きれいな空気の中をゆっくり散策できる。駅から2・5㎞(徒歩40分)の洞峰(どうほう)公園にいるヘンテコなカモ(?)は、市民の間でも話題。
◆ポイント③「パンとケーキのおいしい町」
 パンの町と言っていいほどパンが盛ん。洞峰公園近くのパン工房「クーロンヌつくば」(TEL029・860・2636)は評判の人気店。大きな石釜で焼くパンは、どれもおいしい。空いていれば、外のテラスで食べることもできる。
 ケーキのおいしいお店も多い。洞峰公園横のカフェ「シーゲル」(TEL029・852・5777)は、ウィーンなどで修行を積んだシェフが、地元の新鮮素材を使って作る。
【レンタサイクル】つくば市総合案内所で貸出し。1日500円(小学生以下250円)。問合せTEL029・855・8155
【交通】北千住から快速35分(1000円)、青井・六町駅から普通約50分、途中駅で快速乗り換え約40分(950円)。

写真=上/産業技術総合研究所前の街路樹
下/カフェ「シーゲル」
掲載:2010年11月20日号
千住5大学の学生生活を応援しようと、千住地域にある全25の商店街が、千住地域商店街活性化モデル事業検討会を立ち上げた。その中で、学生たちに商店街を利用してもらおうと、このたび冊子「せんじゅスタイル」を創刊した。
 これは「千住を楽しむ★学生生活応援ニュース」と題し、お得な学割メニューが載った商店街加盟店のお店紹介や商店街のイベント情報などが詰まった一冊だ。また、千住の街歩きには3人の学生も同行し、魅力的なスポットを紹介している。
 Vol.2は「イベント情報」12月下旬発行予定、Vol.3は「大学新入学歓迎特集」3月発行予定。
【配布場所】区内5大学(帝京科学大学、東京未来大学、東京藝術大学、放送大学、東京電機大学=神田キャンパス)、千住街の駅、千住地域の協賛店舗17店、区役所南館3階産業振興課カウンター
※発行部数5000部(各所、無くなり次第終了)
【問合せ】TEL3880・5865産業振興課商業係

写真=学生生活の応援情報が満載
掲載:2010年11月20日号
 昨年大好評を博した声を出して脚本を読む演劇「ドラマ・リーディング教室 発表会」が、再びシアター1010で行われる。出演者は、人気劇団キャラメルボックスの演出家・成井豊、白井直らの指導を受けた15歳から79歳までの受講生14人。
 1作品の観客動員数が3万人を超える人気と実力を持つ同劇団のメソッドを吸収して、日本の文豪・芥川龍之介の「魔術」「杜子春(とししゅん)」に挑戦する。
 入場無料・全席自由。未就学児童の入場はご遠慮を。
【日時】11月28日(日) 午後2時開演(開場=午後1時半/上演時間は1時間を予定)
【場所】シアター1010「稽古場1」
【申込み】TEL5244・1011

写真=前列左から成井氏、俳優の伊藤ひろみさん、白井さん、シアター1010の佐々木太一郎館長と出演者の皆さん=昨年の風景から
掲載:2010年11月20日号
 第41回「漫才大会」(社団法人漫才協会主催/青空球児会長)が11月26日(金)、「ととのいましたぁ~祝ナイツ真打披露!」をタイトルに、浅草公会堂で開かれる。勿論、相方が足立区在住の「ナンセンス」「さがみ良太・いずみ」「Wコロン」「ニックス」も登場! 総合演出・澤田隆治。構成・佐藤かんじ、西条昇。
 今年の目玉は、若者たちに絶大な人気を誇る「ナイツ」が「真打ち披露」をすること。「何を基準に選ばれたのか解らないが、漫才協会発展のために頑張りたい」と抱負を語るナイツに、「漫才協会に10年いて活躍しないと取れないんだよ」と青空会長。「あの~、僕たちまだ8年なんですけど」「じゃ、2年飛び級だ」とのアバウトなオチに、記者会見場は大爆笑。
 もうひとつの目玉は「AKB48?」の参加。
普通は「当日をお楽しみに!」となるところだが、「あした順子・ひろしの『あ』、同協会名誉会長・内海桂子の『け』、ばばあの『ば』、シワだらけの4(シ)8(ワ)」と早くもネタばれで、報道陣を「書いてもいいの?」と戸惑わせるところも、おおらかな漫才協会ならでは。
 東京漫才殿堂制度が生まれて3年目の今年は、「晴乃チック・タック」「春日三球・照代」が殿堂入り。会場には、往時の懐かしい写真などが展示され、春日三球・高松しげお(春乃タック)も舞台で熟練の話芸を披露する。今年もまた満員御礼、笑いの嵐が吹きまくる漫才大会になりそうだ。
【日時】11月26日(金)午前11時半と午後4時半の2回公演。
【料金】1階指定席5000円、2階指定席3000円、3階自由席2000円
【チケット】(web予約
(携帯予約↓)

(電話予約)TEL0120・240・540カンフェティチケットセンター(平日午前10時~午後6時)。

写真=ナイツに囲まれて持ちネタの「ゲロゲーロ」を披露する青空会長(前列左から3人目)と漫才協会役員・関係者の皆さん
掲載:2010年11月20日号
 「文化アーカイブズ活性化シンポジウム」(主催=日本放送作家協会・東京大学大学院情報学環、後援=足立区、(社)放送文化基金)が11月2日、東京芸術センター天空劇場で開かれた。
 市川森一氏(日本脚本アーカイブズ特別顧問/日本放送作家協会会長)と、石川義夫副区長の開会挨拶後、脚本家の山田太一氏が「私と脚本」をタイトルに、作家性を打ち出した先駆者としての立場で基調講演を行った。
 シンポジウムは「文化はめぐる――脚本アーカイブズとデジタル化」がサブタイトル。第Ⅰ部は「テレビ文化とWeb文化」をテーマに、石田英敬氏(東京大学大学院情報学環長)がコーディネーター、金泳徳氏(韓国コンテンツ振興院日本事務所所長)と今野勉氏(演出家/テレビマンユニオン取締役)がパネリストとして登場。第2部は「文化アーカイブとデジタル化の意味および今後」をテーマに、吉見俊哉氏(東京大学大学院情報学環教授)がコーディネーター、長尾真氏(国立国会図書館長)、竹本幹夫氏(早稲田大学演劇博物館館長)、大路幹生氏(NHK放送総局ライツ・アーカイブスセンター長)がパネリストを務めた(=写真)。
 2部ともアカデミックなメンバーにより、映像テレビ文化、文化関係資料アーカイブズの重要性と、その枠組みの中における脚本・台本アーカイブズという観点から問題が掘り下げられ、熱い意見交換が行われた。最後に香取俊介氏(同協会常務理事/日本脚本アーカイブズ委員長)が、日本における脚本アーカイブズ設立を目指す力強い言葉で、同シンポジウムを締めくくった。

写真=熱い意見交換が展開されたシンポジウム=天空劇場にて(写真提供=日本脚本アーカイブズ)