
寺地小学校(丸山昌哉校長/扇1丁目)が創立70周年を迎え11月20日(土)、記念式典・祝賀会(関根竹男協賛会会長、川名啓之実行委員長)が開かれ、来賓など約200人が出席した。
同校は昭和9年、本木尋常小学校分教場として設立、同15年東京市寺地小学校として開校した。区内小学校のさきがけとして、開かれた学校づくり協議会の設立、放課後子どもスクール(寺地パレット)の開設など地域と一体となって積極的に活動。寺地パレットは図書館の開放や週5回の実施を実現している。
丸山校長は挨拶で「児童には夢を保護者には希望を地域の人には信頼をもってもらえるように」と一層の尽力を誓った。
関根協賛会会長(扇一丁目親睦自治会長)は、日暮里・舎人ライナー開業による交通の利便性向上を挙げ、「これからますます市街地化が進む。教育環境も変化する。より一層の支援を」と出席者に呼びかけた。
児童と式典出席者に配られた記念誌は、子どもたちが地域の歴史を学ぶのに役立つように、資料として見応えのある作りになっている。
写真=挨拶する丸山校長=寺地小体育館で
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炎天寺(六月3‐13‐20)で恒例の一茶まつりが、11月23日(火・祝)に行われた。
俳人・小林一茶が同寺で「やせ蛙」の句を詠んだことにちなんで行われているもので、49回目。第184回一茶忌法要、境内の一茶像の前での奉納蛙相撲などがあり、賑わった。
特に注目を集めるのが、まつりに合わせて開かれている全国俳句大会の表彰式。全国の小中学生からの応募数は、約11万5000句。審査委員長の吉野秀彦住職は「選ぶ基準は、言いたいことがはっきりしているか、言葉選びがその子らしいか、観察する力があるかの3つ。特に観察する力は何より大事。涙が出た句もある」と、子どもたちの豊かな感性に賞賛を贈った。
区内の受賞者は次の通り(敬称略)。
【小学生の部】
(6万3242人)
《団体》▼足立区長賞=中川小▼区教育委員会賞=鹿浜第一小
《個人特選》▼一茶まつり大賞=戸髙美侑(中川小6年)「うえきばちかれてる花も夏の花」
【中学生の部】
(5万1671人)
《団体》▼足立区長賞=第七中▼区教育委員会賞=第四中
《個人特選》▼区教育委員会賞=磯部夏実(西新井中3年)「渋滞にあえてとびこむ夏休み」
写真=吉野住職から表彰状を受ける大賞の戸髙さん=炎天寺境内で
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生物園のオージードームにオーストラリアの固有種、コクチョウ(黒鳥)が10月からお目見えした。
このコクチョウ、実はベルモント公園の池で飼われていた2羽のうちの1羽。9月に1羽が死んでいるのが発見されたが、解剖の結果、何者かに殴られるなどしたことが死因と推測されたことから、公園課で保護していた。
新天地での暮らしにも慣れ、元気な様子。飼育員によると「人間不信になっていないようなので、ホッとした。オージードームの王様になっています」とのこと。コクチョウは気性が荒く、ワラビーを時々威嚇することもあるとか。
またいつか、広々とした公園に戻れる日がくることを、生物園でも祈っている。
【オージードーム】=オージーはオーストラリアの略称。足立区の
姉妹都市オーストラリア・ベルモント市にちなんで、園内に4月にオープンした。
写真=こう見えて気性が荒いコクチョウ=オージードームで
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昭和40(1965)年に花畑小を卒業、現在画家として活躍中の大島一広氏(56)に、11月18日(木)足立区教育委員会から感謝状が贈られた。母校の創立100周年の時と今年の110周年に際し、「ボクと海と太陽と」と題する絵を寄贈し、児童たちを励ましたことに対して贈られたもの。大島氏は「絵は嘘をつかない。感動したことを素直に表現しよう」とエールを送った。
感謝状の贈呈式は、母校の花畑小で行われた。校長室では、山野辺泰子校長と3年生の女子児童が、「大島さん、素適な絵をくれてありがとう」などのお礼の言葉が絵とともにつづられた児童たちの文集が手渡され、大島さんは感激。

感謝状は、大島氏が寄贈した絵が飾られる同小玄関で渡された。鮮やかな色とタッチで太陽と海を描いた元気の出る絵。その前で、山野辺校長は「この絵を励みにしたい」とお礼の言葉を述べた。
大島氏は、早川義孝氏に師事して新槐(しんかい)樹社に入り、昭和56年に足立区展で教育委員会賞を受賞したのを皮切りに、翌57年には足立区長賞を獲得、新槐樹社展では平成8年に都知事賞を受賞するなど、輝かしい実績を残している。
写真=上/大島氏が寄贈した絵の前で同氏に感謝状を渡す山野辺校長=花畑小で
下/感謝の言葉と絵がつづられた文集
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足立区テコンドー協会(野本大輔会長)主催の第3回特別練習会が11月23日(火・祝)、総合スポーツセンター剣道場で行われた。
午前中の道場生の部では、世界大会金メダルなどの実績を持つ姜昇利(カンスンリ)副師範が指導。午後の体験会の部は、初心者など十数人の参加者に、野本会長がストレッチや型の基本を教えた。
テコンドー経験者の知人に進められて参加したという大橋久美さん(29)は、「普段使わない筋肉を使って大変」と息を切らしながらも、楽しんでいる様子。鵜飼綾花さん(13)は「楽しいけど疲れる」、妹の真衣さん(11)は勇ましくパンチを繰り出していたが、「手が痛い」と苦笑い。
協会広報の高進裕(コウジンユ)さんは「人と1対1で向き合うなど、普段の生活ではなかなか体験できない。体よりも精神的な強さを鍛えられる。一度やってみて」と話す。次回は来年夏頃の予定。
現在、区内各所道場でテコンドー無料体験受付中。
【問合先】TEL090・6187・7378高(コウ)
写真=野本会長(中央)から型を習う参加者たち=総合スポーツセンターで
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11月14日(日)千住スポーツ公園地下土俵で、「第63回区民相撲大会」が開かれ、57人が参加、熱戦を繰り広げた。
大会結果は次の通り。
【幼稚園】①大上駿(のぞみ幼稚園)②井上源(若草幼稚園)
【小1年】①堀中眞帆(弘道小)②本郷凌(関原小)③柿沼星愛(弘道小)
【小2年】①三本木翔(西新井小)②山崎連(栗島小)③堀中和眞(西新井小)
【小3年】①小池颯太(西新井小)②大上拓己(弥生小)③山崎隆史(弘道小)
【小4年】①阿内友也(弘道小)②松島知生(千住第八小)③藤森莉奈(弘道小)
【小5年】①下谷丈(千寿小)②山野井敦貴(弘道小)③染谷佑武(弘道小)
【小6年】①清田和希(千住第八小)②別府耕史(中島根小)③神崎龍太(弘道小)
【中学・一般】①山上佳知実②岩井徹哉③山下秀樹
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11月3日(水・祝)~14日(日)まで「第19回足立区ジュニアスポーツ大会ミニバスケットボール競技」がスイムスポーツセンター、鹿浜センターなどで開かれた。男女とも予選トーナメント、予選リーグ戦後、決勝リーグが行われ、男子は弥生第二、女子はフラワーロックスが優勝した。結果は次の通り。
【男子】①弥生第二②宮城③ブルースカイ
【女子】①フラワーロックス②宮城③ブルースカイ
写真=上/女子優勝のフラワーロックス
下/男子優勝の弥生第二
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足立区がこの夏行った地球温暖化防止への取り組み「バーディ大作戦」の表彰式が11月19日(金)、区役所で行われた。
家庭での対策のきっかけにしてもらおうと、「足立区の温度を1度下げよう」をテーマに小学5年生を対象に実施したもので、64小学校、2455人が参加。7月の連続4日間に家庭の電気使用量を測定し、8月の連続4日間に電気料金を減らす作戦を立てて実行、成果を提出した。
区の発表によると、この作戦で3日間に減らすことのできた電気使用量の合計は、1万2765・5kw、CO2に換算すると約5000㎏になる。
表彰状を一人ひとりに手渡した近藤やよい区長は、「思うように減らせなかったという感想も多かった。小学生が気付いて取り組んでくれたことは、大人にも負けない大きな成果。これからも継続して」と呼びかけた。
直江なおみさん(37歳・梅田2丁目)は、息子の茂一くん(3歳)と、一般の部で参加し最優秀賞を受賞。区内の遊び場めぐりを主にして、家でのビデオ鑑賞などを減らすことで電力減に成功した。「児童館など地域の人の工夫がされていて、有り難かった。知らなかった公園の発見や出会いが良かった」と思わぬ収穫を喜ぶ。
一般の部は、波野(はの)邦彦さん(74・加平3丁目)、湯浅信雄さん(65・足立1丁目)が優秀賞を受賞した。
小学生の部の受賞者は次の通り(敬称略)。
【バーディ賞】大矢航輝(千寿桜)、岸田博輝(東伊興)、菅原アリス(梅島第二)、須藤巧斗(弥生)、寺田遼一(栗島)、楡井里奈(千寿第五)、貫井沙羅(千寿第八)、日野朱理(千寿本町)、三倉志帆(中川)、山本真夕(青井)
【審査員特別賞】井上美咲(東綾瀬)、河内大和(興本扇)、正田紗弥奈(五反野)、大坊有樹(島根)
写真=授賞式に参加したみなさん=区役所で
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足立区の街からまた一つ、書店の灯が消えた。
千住旭町の学園通り商店街で42年間、地域の人に愛されてきたアサヒ書店が先月、惜しまれつつ閉店した。
店主の齋藤廣太さん(55)をはじめ、妻の祐子さん、昼間のレジ担当の女性の、笑顔と気さくな会話が、ふらりと立ち寄る客を常にあたたかく迎えてきた。
種類数では大型店には適わないが、書籍の品揃えは実に豊かで幅広い。「視点が変わっている本が楽しくて好き。新しい作家や本に出会うのがすごくうれしくて、学生時代から手当たり次第読んでいた」という齋藤さんのこだわりの一棚は、出版社にも「なぜそんなに売れるのか」と驚かれた。
経費削減もあるが、中を見て買って欲しいと、漫画の単行本はビニール包装をせず、欲しい本はすぐに取り寄せる。常連客の好みを覚えていて、購読誌の取り置きなど心のこもったサービスがあった。
「変な話ですけど」が口癖の知識の豊富な齋藤さんの人柄に、雑談に花を咲かせる客も多く、3世代が通う、まさに生きた街の本屋だった。
だが、容赦ない不況と進む活字離れに、今年の猛暑が追い討ちをかけた。出歩く人が激減した打撃は大きく、閉店を決めた。齊藤さんは時代の流れと諦めるが、「今は活字に不慣れな子が多く、好奇心が広がらない」と、本離れを憂う。そんな中、子どもにちゃんとした本を買い与え続けるお客さんがいたことは、書店主の喜びだった。「きれいな日本語を使うんですよ。その子にさっき、おじさん、ありがとうと言われて、泣きそうになった」と目元をくしゃくしゃにして笑う。
最終日の11月27日、閉店時刻の夜9時を過ぎても、客は途切れなかった。最後の一人になると、一人、二人と、閉店を引き延ばそうとするかのように次々に来店。高校時代から交際中の奥さんと通っていたという39歳の男性は、昼間花束を持参した。
別れを惜しむようにじっくりと棚を見る客たちの手には、最後の数冊。「今までありがとうございました」。互いに笑顔で深々と頭を下げ、同じ言葉を贈った。
「閉店を淋しいね、って言っていただける仕事ができたのがうれしい。兄貴とみたいに、可愛がってもらった商店街の人たちにも感謝。みなさんに感謝の言葉だけです」
2階建てのビルは、2年後の電大開設を視野に、学問系の店に貸したいと考えているそうだ。
齋藤廣太店主と妻の祐子さん=最終日、閉店時間を迎えたアサヒ書店で
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アメリカ仕込みの感性でTBSのラジオ番組を盛りたて、アナウンサーとして幅広く活躍。視聴者にラジオやテレビの楽しさを伝え続けている生島ヒロシがCDデビューした。タイトルは「もしもしお父さんです」。
現在、TBSラジオ系「生島ヒロシのおはよう定食・一直線」などの番組出演・CM出演・講演など多方面で活躍中の生島。この12月に還暦を迎えるとは思えない伸びやかで若々しい歌声ではあるが、その歌詞と台詞が何とも切ない。上京した父が娘を思って電話をかけるが、いつも留守。「お前の母親と別れはしたけれど お前は父さんの 一生子どもだよ♪」……娘はいつまでも帰宅せず、お父さんは娘と話せないまま最終列車の時間が迫り、「最終の時間だ 待ったけどもう帰るね」……。生島ヒロシの父性を感じさせる親子愛が美しく悲しい(作詞=里村龍一、作曲=森山慎也、編曲=矢田部正)。
「この歌を通して今一度、親子の絆、愛情について考えるということを世間に発信していきたい。還暦を迎える1週間後の紅白とレコード大賞に出られるよう(笑い)、この曲に賭けます!」と生島。
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