足立朝日

掲載:2010年5月20日号
 「先住民族アイヌからのメッセージPART2―アイヌモシリと首都圏を結んで」と題して、アイヌの文化を広く伝える古式舞踊公演などが開かれる。ケウトム・ピリカ実行委員会主催、足立区・荒川区・足立区教育委員会後援。
 今年のテーマは、「ケウトム ピリカ(美しい心で)ウタラ アン(仲間・私たち)テケ(手を)アンパロ(つなごう)」。
 2008年6月、アイヌ民族を先住民族として認めることを求める国会決議がされた一方で、無理解と無自覚による民族差別は根強い。アイヌの団体と推薦者たちは、正しい歴史認識を呼びかけている。 
▼パネルデスカッション「先住民族アイヌとして生きて」=中山千夏氏(作家/司会)、川村シンリツ・エオリパック・アイヌ氏(チカップニアイヌ民族文化保存会会長)、杉村フサ氏(同伝承部長)、星野工氏(東京アイヌ協会会長)、平田幸氏(レラの会)
▼講演「いま、先住民族アイヌからのメッセージ」(講師=河村会長)
▼トンコリ演奏(居壁太氏)他
【アイヌ古式舞踊公演】
日時 6月6日(日)午後7時~9時10分
場所 学びピア4階講堂
入場料 無料
連絡先 TEL090・6012・0903出原(平日午後6時以降)
【アイヌ文化パネル】
▼工芸品展=5月26日(水)~28日(金)午前9時~午後5時(最終日4時)、足立区役所
▼カムイノミ(アイヌの伝承文化)=6月6日(日)午後4~6時、虹の広場(千住新橋右岸)
※雨天決行

写真=古式舞踊や演奏などが行われる=2008年12月、天空劇場にて
掲載:2010年5月20日号
 保木間在住の丸山英雄さんの切り絵展が、西新井のギャラクシティで開かれる。
 丸山さんは足立成和信用金庫に務めるかたわら独学で切り絵を続け、数多くの作品を制作。平成17年から4年連続、シアター1010で個展を開いてきた。昨年は充電期間に充て、2年ぶりの開催となる。
 同信金各支店がそれぞれの地区の法人会の会員になっていることから、2年前から「西新井法人会」の会報の表紙を手がけ、足立の風景を描いてきた。好評を得て、今回その原画を「足立の風景2」として展示。また、5月1日発行の同会報創刊200号記念の表紙として、西新井大師の鐘楼とぼたん園を描いた力作も公開する。
 作品数は約50点。繊細な切り絵の世界に、足立の名所を再発見できる。
日時 6月5日(土)・6日(日)午前10時~午後5時
場所 ギャラクシティ・ギャラリー(西新井駅徒歩3分)
入場料 無料
問合せ TEL3884・8123丸山

写真=西新井法人会会報200号表紙「西新井大師 鐘楼と牡丹園」
掲載:2010年5月20日号
 足立区役所では区内外へ足立区の魅力を広く戦略的に発信するため、今年度新たにシティプロモーション課を立ち上げた。
 区制80周年を迎える平成24年度は、北千住駅東口に東京電機大学のキャンパスが開かれ、千住地域に5つの大学が揃うこともあり、その大きな節目に向けてのもの。
 民間から公募していた同課職員が決定し、4月28日に発表、5月1日付で採用された。
 シティプロモーション課長は根岸彰雄さん(47)、シティセールス担当係長は舟橋左斗子さん(48)。応募数は、課長が12人(男性11人、女性1人)、係長が13人(男性9人、女性4人)。
 根岸さんは我孫子市在住。前職は広告代理店勤務で、主に営業としてCM制作などに携わってきた。綾瀬に住んでいたこともあり、「交通の便など、都心からの距離の近さが知られていない」と足立区を分析。「常に消費者を意識してきた民間との視点の違いを、活かしていきたい」
 舟橋さんは広告代理店勤務を経て、フリーライター、フリー編集者として「散歩の達人」や「婦人公論」などのほか、17年前から住んでいる千住を拠点に「町雑誌千住」「銭湯といえば足立」を作ってきた。「千住に惚れこんで、足立区の熱烈なファンとして暮らしてきた。生活者の視点を活かし、本来の良さを伝えていきたい」
 一方的になりがちな区の発信に、民間の視点とアイデアで新たな力が加わることが期待される。

写真=近藤区長を挟んで根岸さん(左)と舟橋さん=区役所の発表記者会見で
掲載:2010年5月20日号
 4月29日(木・祝)、六月3‐13‐19にある六月八幡神社(石倉義康宮司)で「湯の花まつり」が行われ、六月町、東六月町、平野町の氏子の皆さんほか、ボーイスカウトの子どもらが参加し、無病息災や豊作を祈願した。
 大釜の湯に浸した笹の葉の滴(したた)りを受けて身を清め、心のけがれを払い、災(わざわ)いを取り除く「露(つゆ)はらいノ儀」。石倉宮司が振る笹から飛び散る水滴を、参加者たちは災いが降りかかりませんようにと笑顔で浴びていた。

写真=大釜の湯に笹を浸す石倉宮司=六月八幡神社で
掲載:2010年5月20日号
 足立区初のシニア海外ボランティア(JICA派遣)として、平成20年3月26日からアルゼンチン・コルドバ州に赴任していた植木国雄さん(71歳・日の出町在住)が、2年の任期を終えて3月25日に帰国。報告会が5月11日(火)、区役所で開かれた。
 青年海外協力隊として派遣される足立区民は多いが、報告会が開かれるのは初。
 中南米に興味があり、その全ての国を旅行した経験があるという植木さんは、事前にコスタリカに渡ってスペイン語を磨くなど入念に準備。自治体でデータベース関係の仕事をしていた経験を活かし、現地の生産省輸出振興機構で、インターネットの企業情報検索サイトのプログラミングなど、IT普及に尽力した。
 仕事を持ち帰り、現在も自宅で無償で作業を続ける日々を送る。JICAの支援はないが、後任が着任する来年春までの間に再度現地に赴いて、アフターケアをしたいという。
 現地では仕事以外に、文化交流のセミナーも開催し、日本の起源から昨年の政権交代までの歴史を講義。大好評だったことなどが、写真とともに報告された。
 「アルゼンチンは元先進国。昭和初期、地下鉄銀座線を作る時に、日本から視察に行ったほど」と、植木さん。今回の派遣で「通過的な旅行ではわからない文化・社会の価値観など、異文化の深いところに触れられた」。おおらかなお国柄に比べ、日本人がいかに神経質か実感するなど、得たものは様々なようだ。今後、依頼があれば区内で講演もしていきたいと話す。

写真=現地でITの仕事をする植木さん=コルドバ州生産省輸出機構で
掲載:2010年5月20日号
 足立東部ポートボール連盟(沖山忠敏会長)の「2010年度東部杯争奪戦ポートボール大会」が5月9日(日)、都立足立東高校体育館で行われ、男子7チーム、女子9チームが参加して熱戦を繰り広げた。
 男子は、成長著しい扇MAXが、千住クラブを42対30で振り切り、ブルースカイを40対32で破って優勝、女子は、前回優勝のフラワーロックスが扇MAXを50対18、ブルースカイを42対36で撃破、連覇を成し遂げた。
 前回は2会場に分かれての大会だったが、今回は足立東高校の好意で会場が一つとなり、児童たちの戦いも父母や役員の応援も大いに盛り上がった。沖山会長が「秋の朝日新聞杯目指してさらに精進してください」と檄を飛ばした。
【男子】①扇MAX②千住クラブ③ブルースカイ
【女子】
①フラワーロックス②ブルースカイ③扇MAX
【最優秀選手賞】石田涼樹(MAX)、加藤芽(めい)
【優秀選手賞】梅澤祥世(よしよ)、山﨑渚




写真=男子優勝の扇MAX(上)と女子優勝のフラワーロックス
掲載:2010年5月20日号
 「第13回足立区ミニバスケットボール新人戦」が4月18日(日)~29日(木・祝)、総合スポーツセンター、鹿浜センター、梅田センターで開かれ、熱戦が繰り広げられた。予選リーグ後、決勝リーグが行われ、男子は前回優勝の宮城ミニバスケットボールクラブを弥生第二スポーツ少年団青空クラブが、40対24で下し優勝、女子は逆に宮城ミニバスケットボールクラブが弥生第二スポーツ少年団青空クラブを31対24で破って、前回に引き続き優勝した。結果は次の通り。
【男子】①弥生第二スポーツ少年団青空クラブ②宮城ミニバスケットボールクラブ③さつきクラブ
【女子】①宮城ミニバスケットボールクラブ②弥生第二スポーツ少年団青空クラブ③扇MAXミニバスケットボールクラブ




写真=優勝した弥生第二スポーツ少年団青空クラブ(上)と宮城ミニバスケットボールクラブ
掲載:2010年5月5日号
美しい歌声で〝愛する心〟を広い世代に語りかける、足立区のグループ「和音(わいん)」が5月7日(金)、「君だけを/授かった生命」でCDデビューする。
 40~50代の3人組で、いずれも知的ハンディキャップ児者活動グループ「足立キッズクラブ」のメンバー。あたたかい詩には支援活動を通じて育まれてきた豊かな愛情が溢れ、澄んだメロディとともに心に響く。
(さらに…)
掲載:2010年5月5日号
足立区の銭湯でスポーツ好きの人をサポートするサービスが始まった。
 営業時間内に、ランニングやスポーツをしている人の荷物を預かるというもの。利用方法は、先に入浴料金を支払い、ロッカーに着替えと荷物を入れて、ロッカーキーを番台、もしくはフロントに預けるだけ。身軽になってスポーツで思う存分汗をかいた後は銭湯で汗を流し、大きな湯船に体を伸ばしてゆったりつかれば、筋肉の疲れもスッキリ! 都心の銭湯ランナーを見習って、うまく銭湯を利用しよう。 (さらに…)
掲載:2010年5月5日号
 大型商業施設やマンション群が建ち、新しい街に生れ変った西新井駅西口周辺。その一方で、古くからの歴史を感じる西新井大師周辺。2つの顔を持つ西新井を散策すると、歴史あるお宅やオシャレなお店を発見。“新”と“旧”が見つかる街「西新井」を散歩しよう! (さらに…)