足立朝日

掲載:2011年2月5日号
 店頭に、可愛いハートが溢れるバレンタイン・シーズンが今年もやってきた。女子はウキウキ、男子はハラハラ……? そんなの関係ないという人も、寒い冬の1日をあったかくしてくれる年に1度のイベント、思い切って楽しんでみては?
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掲載:2011年2月5日号
 折角のバレンタイン。チョコレートを味わうだけでなく、上質なホールに響く愛の二重唱で、極上なひと時を過ごすのはいかが?
 音響の良さで演奏家たちの注目を集める、区内唯一の私設サロン「わたなべ音楽堂」が、指揮者で作曲家の平井秀明をプロデュースに迎え、珠玉のオペラ名作からオペレッタまで、若手実力者たちの演奏で贈る。
 演奏後にヴァレンタイン・パーティー付き。手作りのおいしいお菓子などをつまみながら、普段なかなか話す機会のない音楽家たちと会話を楽しんでみては?
【日時】2月12日(土)午後2時開演(1時半開場)
【場所】わたなべ音楽堂・ベルネザール(中央本町4‐12‐5、区役所から徒歩5分)
【料金】5000円(パーティー代込み)
【出演者】平井秀明(企画構成/お話)、萩原みか(ソプラノ)、行天祥晃(テノール)、木村裕平(ピアノ)
【曲目】平井秀明/オペラ「小町百年の恋」より〈夢の歌〉、プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」より〈誰も寝てはならぬ〉、J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」より〈しなやかな身のこなし〉、他
【申込み・問合せ】TEL&FAX3889・1662わたなべ音楽堂







写真上/ 平井秀明(構成・お話)
中/ 萩原みか(ソプラノ)
下/ 行天祥晃(テノール)
掲載:2011年2月5日号
 今年も梅のシーズンがやって来た。区内でも唯一の梅の名所「大谷田公園」では、毎年恒例となった「梅まつり」が行われる。今回は、同公園の最寄りの「北綾瀬」駅前から、イベントが行われる大谷田公園までをお散歩しよう。
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掲載:2011年2月5日号
 千寿桜堤中学校(関順子校長/千住柳原2丁目)で1月17日(月)、「職場体験代表グループ発表会」が開かれた。同校の2年生対象に行われた職場体験後、各生徒が職場新聞を作成。最後のまとめとして、代表の8グループがパワーポイントを駆使しながら、1、2年生と職場体験受け入れ事業者の前で貴重な体験を発表した。
 体験職場と発表者は、①「平林商店JOMO」武智一真君、垣内風太君②「柳原病院」竹中慧さん、大嶋里香さん③「千寿の郷」井坂聖菜さん、今井愛奈さん④「こだま幼稚園」吉野北斗君、鈴木佑紀乃さん、田村真生さん、村岡左彩さん⑤「西新井サティ」曽宮諒君、池田広太郎君、佐藤奨君、小林季寛さん⑥「足立朝日新聞」串田優介君、鈴木あいかさん、増本丈慶君⑦「ファミリーマート田口屋」伊藤宏樹君、笈川宗和君⑧「東京舞台照明」鈴木雄大君、下川悠菜さん、大久保隆介君、初見雅人君。
 足立朝日新聞で記者体験をした(写真左から)鈴木さん、串田君、増本君は、浅草公会堂で行われた漫才大会の際に、相方が足立区在住の「Wコロン」、「ナンセンス」を取材。テレビや舞台でしか会えない人気者から、直に心に残る言葉を聴き取った感動や、きらびやかな漫才師の世界も、裏では大変な苦労があり、人一倍の努力が必要であることを知った驚きなどについて発表。他の7グループも、各事業所で受けた温かい指導や働くことの厳しさ、楽しさなどについて堂々と話した。

写真/足立朝日での記者体験をパワーポイントで発表する3人=千寿桜堤中で
掲載:2011年2月5日号
 東京藝術大学出身の演奏家たちのグループ「アンサンブル東風(こち)」の定期演奏会が、2月11日(金・祝)に開かれる。
 作曲家・指揮者で、現在東京藝術演奏芸術センターの教授を務める松下功氏の下、1999年に結成。以来、アジアでの公演など多彩に活動、昨年は奈良薬師寺でオペラ「遣唐使」(松下功作曲)を演奏し注目を集めた。
 そのメンバーの1人、フルート奏者の姫本さやかさん(37)は足立区在住。生まれは草加市だが、「足立区が大好きなので、根っこを生やしてやっていきたい」と、区内のクラシックグループ「ブリランテ」の一員としても活動中だ。
 「東風」の定期演奏会は年1回。今回はノルウェーで活躍する現代作曲家の作品を中心に取り上げる。現代音楽に抵抗感のある人もいるが、「今、生きている作曲家の息づかいが聞けるのは楽しい」と姫本さん。バッハやモーツァルトの時代には使われなかった音の高さや和音による、表現の幅広さも魅力の一つという。「こんな吹き方もあるんだ、こんな音出しちゃうの、という驚きに会えるかも」
 即興歌手・作曲家のリサ・ディランをゲストに、美しい北欧の国で育まれた音楽の世界が、重要文化財のクラシカルな奏楽堂のホールに広がる。
【日時】2月11日(金・祝)午後3時開演(1時45分開場)*2時からプレトーク「ノルウェー音楽の潮流」
【場所】旧東京音楽学校奏楽室(上野公園)
【曲目】O.A.トンメセン《マドリガル》、L.P.ハーゲン《E.グリーグを偲んで》、他
【料金】前売2000円(事前の電話予約で当日受取り可)、当日3000円 
【問合せ】TEL3887・1822アンサンブル東風事務局

写真上/海外でも活躍するアンサンブル東風
下/姫本さん
掲載:2011年2月5日号
 玉ノ井部屋(西新井4丁目)の新十両・富士東(23・本名=渋谷和由)が、初場所で勝ち越しを決めた。富士東は足立区出身で、第九中学卒業後、玉ノ井部屋に入門。
 十両は取り組み数が7番から15番に増えるなど、幕下とは世界が一変する。「土俵入りも初めてだし、緊張した。体力的にも精神的にもきつかった」という。そのせいもあってか、2日連続黒星のスタートとなった。「考え込むタイプなので、ズルズル引きずっちゃうと思った」が、そこから「自分の相撲で前に出るしかない」と気持ちを切り替えた。3、4日目と勝ち、6日目から中日まで3連勝。11日目は同じ足立区の境川部屋(舎人4丁目)の同期、佐田の海を押し出した。「先に(十両に)上がられていたので早く追いつきたかった。勝ててうれしかった」
 7勝で足踏みして迎えた千秋楽。「最後なので負けても勝っても、という気持ちで臨んだ。勉強の場所だった」。決まり手は、得意の押し出しだった。「いい相撲だったと、親方にも先代にも言われた。自信になりますね」と、最高の笑顔で語った。

写真/勝ち越しの喜びを語った富士東=玉ノ井部屋の土俵の前で
掲載:2011年2月5日号
 都立足立東高校(大谷田2丁目)3年の佐藤凱大(よしひろ)さんが今月、プロボクサーとしてデビュー戦を行う。
 昨年の関東高校ボクシング大会で3位。7月の部活引退を機に、角海老宝石ボクシングジム(大塚)に所属した。
 今回の試合は、在学中にどうしてもデビュー戦を、という本人の強い希望で実現。田中栄民(よしたみ)トレーナーは「もう半年ぐらい修行してからさせたかった」と親心を見せながら、「まじめで毎日練習に来る。サウスポーで、気が強くて積極的に接近戦にいくタイプ」と評する。佐藤選手は「緊張しやすいタイプなので、あまり試合のことを考えないようにしている」と意外な一面も。「高校の人たちも見に来てくれるので、退屈にならないような試合をしたい。ぜひ見に来て」と笑顔を見せた。出場はミニマム級4R。
◆ダイヤモンドグローブ
【日時】2月14日(月)午後6時開始(5時半開場)
【場所】後楽園ホール
【料金】RS10000円、指定7000円、自由席4000円
【問合せ】TEL042・622・7222八王子中屋ボクシングジム

写真/試合を2週間後に控える佐藤選手=角海老宝石ボクシングジムで
掲載:2011年2月5日号
 総額3億円の「平成22年度 走れ!あだち債」の募集が昨日2月4日(金)から始まった。
 平成14年にスタートした住民参加型市場公募債で、これまで全て完売している。今回のあだち債は、学校改修費用(耐震補強工事)の一部に活用。
 投資元本割れのリスク等もあるので、購入の際は、必ず事前に契約締結前交付書面を読む。証券会社以外での購入は、投資者保護基金の対象外。
【購入対象者】区内在住・在勤の個人および法人・事業者等
【発行総額】3億円
【発行日】2月25日(金)
【募集期間】2月4日(金)~16日(水)※期間中でも申込み総額が3億円に達した時点で終了
【購入限度額】1人あたり500万円まで(1万円から1万円単位で購入可能)
【利率】2月3日(木)発表
【償還方法】発行日から5年後、満期一括償還【償還日】平成28年2月25日(木)
【利払い日】毎年8月・2月の25日
【申込み】みずほ銀行、東京都民銀行、みずほインベスターズ証券、大和証券、野村證券のそれぞれ足立区内の支店
【問合せ】TEL3880・5814財政課
掲載:2011年2月5日号
 平成22年度の区政を語り合う会が1月22日(土)、区役所内会議室で開かれた。
 今回の区民出席者は「防災ボランティア」。自主防災組織のことで、各自治体と消防署などが指導し、防災・防火活動の普及に取り組んでいる。
 防災ボランティアを代表して、千住消防団、総合ボランティアセンター、避難所運営会議、足立新田高校災害時支援ボランティアが席についた。
 区内に中学生消火隊はいくつかあるが、防災ボランティアがあるのは足立新田高校のみ。ハイパーレスキューが所属する第六消防方面消防機動隊の施設が近くにあり、学生たちはそこで授業の一環として防災訓練を行ってきた中、地域の人の関心も高まったことから昨年度に発足。都の出初式や区の水防訓練などにも参加してきた。
 語り合う会では、若い人に地域で貢献して欲しいことや志望動機などが、それぞれ語られた。区ボランティア連合会の糸井美恵子会長は、ボランティア暦30年。地域に入って行けない悩みの中で、防災訓練に積極的に入っていくことの大切さを実感。「多くの人が働きに出ている昼間、頼りになるのは地元の学生」と語った。
 また、新田高校で防災訓練を経験した瓜生まどかさんは、卒業後千住消防団に入団。街を守る一員として活動している。
 学生たちは「誰か倒れていたら助けたいので、AED訓練などとても勉強になった」「けが人を運んだり、知識があれば訓練に参加できると思う」など、これまでの活動で得たことを語った。

写真/語り合う会の参加者
掲載:2011年2月5日号
 足立区の平成23年度の当初予算案が1月28日(金)、発表された。
 一般会計は2538億円で、前年度より127
億円、5・3%増。生活保護費、子ども手当、障害者自立支援給付費などの扶助費の増額による。特別会計などを含めた総額は、3・4%増の3883億8600万円。
 新たな予算案のテーマは「縁をつなぎ明日への絆を結ぶ」。単身世帯増加などの対策として、「地域のちから推進部」を創設。高齢者問題だけでなく、就職・進学をしない若者の実態把握など、地域の基盤づくりを担う。
 また、温暖化対策では、「目指せLED普及日本一のまち」を掲げ、都内初の住宅用LED照明普及促進事業を実施。太陽光発電システム設定補助(年間350件)に加え、家庭用LED照明普及促進として、5000円以上のLED電球購入の領収書を3000円分の区内共通商品券と交換する。街路灯のLED化も進め、CO2排出量の大幅な削減を目指す。