足立朝日

掲載:2010年6月5日号
 鹿浜第一小学校(水越俊行校長、谷在家2丁目)と桜花小学校(山本恭子校長、花畑6丁目)の放課後こども教室で、将棋塾がスタートした。
 日本将棋連盟の申し出により実現したもので、地域で活動する将棋普及委員と都内大学生が講師として、将棋の指導と合わせて学習のサポートもするという全国初の試み。日本の伝統文化である将棋に親しみながら礼儀作法を身につけ、集中力や自己判断能力、コミュニケーション力を高めるのがねらい。
 第1回目の5月19日(水)、鹿浜第一小には連盟の佐藤康光九段が特別参加。校外学習の6年生を除く3・4年生15人が、指導を受けた。
 佐藤九段は自分のプロフィールや将棋の歴史を語った後、将棋の基本の挨拶、「お願いします」「負けました」「ありがとうございました」について説明。「負けました、と自分で言うのは悔しい。負けを認めるのはつらいけど、言えることが大事。自分の失敗も受け入れて次に進むので、精神的な強さも養える」と諭(さと)した。
 初心者6人は普及員と学生が初歩から指導、経験者の子どもたちは佐藤九段から直接、指し方を教わった。仕上げに、10枚落ちのハンデをつけて、佐藤九段と対局。子どもたちは頭をしっかり使って、真剣に勝負に臨んだ。
 一番乗りで勝ったのは、おじいちゃんに教えてもらって5歳から始めた鹿浜優人くん(4年)。「先生に勝ってとてもうれしい」と笑顔。他の子たちも最後には全員勝利し、「楽しい」「わかりやすい」と、満足そうだった。
 将棋塾は来年3月まで、毎週水曜日に開かれる。

写真=佐藤九段と1人ずつ対局。勝てそうな駒に思わず笑みがこぼれる=鹿浜第一小で
掲載:2010年6月5日号
 区総合再開発協議会(小菅茂会長)の22年度定時総会が5月25日(火)、勤労福祉会館(綾瀬プルミエ)で開かれた。
 第1部の特別講演会では、荒川下流河川事務所の太田敏之地域連携課長が、「他区にない『恵まれた荒川の自然環境の保全及び創出』」をテーマに語った。荒川放水路の歴史、過去と今後予測される洪水被害、その防災としてスーパー堤防事業が進められていることや、自然環境への取り組みが説明された。
 第2部の定時総会では、冒頭で小菅会長が挨拶。「当協議会は今年創立35周年。10年後の足立の姿を見据えて、アクションプランに取り組むスタートの年としたい。各地域の人々の自主性を尊重し、健全な発展と相互の連絡調整を図り、住みよいまちづくりに務めていきたい」と意気込みを新たにした。
 21年度の事業報告と決算承認のほか、役員改選も行われた。小菅会長ほかほとんどの役員の続投が決定、4人が役職変更、2人の新任が決まった。




写真=上/挨拶する小菅会長
下/荒川について講演する荒川下流河川事務所・太田課長
掲載:2010年6月5日号
 毎回満員御礼となる文化講座「てら」(日本脚本アーカイブズ倶楽部主催)の前期講座(6月~10月)が開講する。足立区民は受講料300円(一般500円)という超リーズナブル料金で、日本放送作家協会の一流講師陣による講義を受講できる。場所は「学びピア5階研修室」。
①「ドラマ基礎講座/シナリオを書こう!」
日時=6月11日、7月9日、8月27日、9月10日、10月15日の各金曜日。午後7時~9時。
講師=鷺山京子(「暴れん坊将軍」「仮面ライダーBLACK」などのテレビ番組の脚本の他、小説・童話など幅広く執筆)
②「ドキュメンタリー講座/足立物語」
日時=6月12日、7月10日、8月28日、9月11日、10月16日の各土曜日。午後2時~4時。
講師=熊谷知津(日本放送作家協会理事。「報道特番/平成参議院選」「記録/新潟中越地震」などドキュメンタリーを多く手掛ける)
③「朗読講座」
日時=6月20日、7月18日(同日のみ場所は梅田地域学習センター)、8月15日、9月19日、10月10日の各日曜日。10日か11日(月)に発表会予定。
講師=高谷信之(同理事。劇団ギルド主宰。劇作家・演出家。ラジオドラマ「枝の上の白色レグホン」で文化庁芸術祭大賞受賞。テレビ「中学生日記」などの脚本多数)
④「脚本おもしろ講座Ⅰ/聴くドラマ~ラジオの今・昔」
日時=6月25日(金)午後7時~9時。
講師=入山さと子(NHK「FMシアター」「日曜名作座」等のラジオドラマ脚本多数)
 さらに、「8時だよ全員集合」などのバラエティ番組の神様と呼ばれる奥山侊伸が、立川談志門下生として「出前寄席」も実施。毎夏大評判の「子ども作文教室」「殺陣講座」なども企画中。「脚本塾」担当の高谷理事から足立朝日読者にメッセージ。「朗読講座では、足立区の物語を脚色した朗読劇に挑戦します。それぞれ内容深い講座ですので、皆さん、一緒に楽しくやりましょう!」
【申込・問合せ】日本脚本アーカイブズ倶楽部
TEL3882・1071 FAX3882・1073
Eメール



写真=昨年6月の「てら」で講演する市川森一氏=学びピアで
掲載:2010年6月5日号
 第十四中学校(浅松三平校長・西竹の塚1丁目)で5月23日(日)、避難所運営防災訓練が行われた。同校運営会議本部(箭内邦安本部長)主催。
 この地域は、木造住宅密集地域に加え高層建築物も多いことから、防災に力を注ぎ毎年開催している。防災意識と行動力、自主救護能力の向上を図り、災害時の相互協力体制を確立するのがねらい。区災害対策課、建築課、西新井消防署、同消防団第5、6分団、同災害時支援ボランティア、竹の塚警察署、日本防災士会足立区支部、伊興区民事務所、第十四中教職員、中学生消火隊など生徒ボランティアが協力参加した。
 住民たちは町会・自治会ごとに分かれて、それぞれの集合場所から訓練を開始。消火器の設置場所や危険個所を確認後、同じコースの団体と合流して校庭に集まった。雨のため、救護訓練などは全て体育館で実施。けが人の応急手当やAEDの救護訓練、耐震工事相談、生徒たちによる非常食の炊き出しも行われた。

写真=発砲スチロールや段ボールを使って、倒壊したブロック塀の怖さを体験=避難途中の路上で
掲載:2010年6月5日号
 舎人公園の「朝日の広場」で、毎朝ラジオ体操を楽しむ人たちがいる。
 マラソン仲間たちのグループ「古千谷走友会」(小金井喜三郎会長)の顧問・馬場和一さんが、昨年8月から始めたのがきっかけ。
馬場さんも以前は仲間たちと走っていたが、健康上の理由で引退したことから、少しでも体を動かしたいと、ラジオ体操を日課にした。それを見かけた人たちが自然に集まるようになり、今や土日は100人近くが参加する大所帯になった。
 最大の魅力は、この場所の見晴らしの良さ。「朝日の広場」は日暮里・舎人ライナーの車両基地の上に作られているため、標高17・5mと区内一高い〝山〟 。
新宿の高層ビル群、池袋のサンシャインシティ、東京タワーなど街のランドマークから、天気によっては富士山、筑波山、日光の男体山まで一望できる。今話題のスカイツリーも、着実に伸びていく様子が眺められる。日の出や夕陽の絶景を目当てに、ラジオ体操の始まる朝6時半より前に来て、公園内を散歩する人も多いという。
 ラジオ持参は馬場さんの役目。会を作っているわけではないが、ラジオ体操会長として、人々とすがすがしい朝の時間を楽しんでいる。
 古千谷走友会では随時、会員募集中。一緒に楽しく走りたい人は、TEL080・6708・2782小金井会長まで。



写真=大勢の人たちが自然に集まってラジオ体操を楽しむ=舎人公園・朝日の広場で
掲載:2010年6月5日号
 千寿第五小学校体育館で練習している「龍芳太極拳」(大竹由美代表)所属の子どもたちが、5月15日(土)・16日(日)に横浜で開かれた第18回JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会=(財)日本武術太極拳連盟主催=で入賞した。
 大竹史晃さん(都立足立高校・1年)が32式太極剣2位と24式太極拳3位のダブル入賞、白川悠くん(第一中学校1年)がジュニア太極拳3位、大竹雅大くん(千寿第五小学校・4年)が同4位。同会からは6人が出場していた。
 史晃さんは、サッカー部との両立に苦労しながらの好成績。「うれしい。自分に勝つことが目標だった。もっと上にいけるよう、練習を頑張りたい」
 手応えを感じていたという白川くんは「達成感があった。今まで続けてきてよかった。これからも頑張っていきたい」。雅大くんは史晃さんの弟で、白川くんとは良きライバル。「4位だから悔しかったけど、メダルが獲れてうれしかった。悠くんを抜かして、中国とかに行けるようになりたい」と抱負を話した。
〈龍芳太極拳〉
千寿第五小体育館で、毎週火曜午後7時~8時半に活動。興味のある人は、TEL3889・9718大竹(夜間)まで。

写真=一緒に出場したメンバー(前列)と。後列左から大竹雅大くん、史晃さん、白川くん=千寿第五小体育館で
掲載:2010年6月5日号
 梅島小、弥生小、五反野小などの小学生でつくるバレーボルチーム「弥生第一スポーツ少年団」(吉田正監督)の女子が、このほど「第30回全日本小学生バレーボール大会」の地区予選を勝ち抜き、区内の他の3チームとともに6月27日(日)、7月4日(日)に町田市体育館などで行われる都大会出場を決めた。5年生中心のチームが頑張っての出場だけに、父母など関係者は拍手を送っている。
 足立、葛飾、荒川、文京、台東の5区の地区(支部)予選は、19チームが参加して5月16日(日)に葛飾区の白鳥小体育館でリーグ戦形式で行われ、「弥生第一」女子は2次予選で2位となり、見事に都大会出場枠に入った。
 「弥生第一スポーツ少年団」は、男子8人、女子13人で、来年50周年を迎える歴史あるバレーボールチーム。今回戦った女子チームは、キャプテンで2番・石黒真穂さん(6年)、1番・近藤冴香さん(6年)、3番・渡辺芹奈さん(5年)、4番・新津恵美さん(5年)、5番・小野真菜さん(5年)、6番・中尾愛夏さん(5年)の6人。
 チームは、梅島小体育館を中心に、毎週5回練習を重ねた。平日は、夕方6時半~9時、土曜日は午前9時~午後1時、日曜は午前9時~午後5時と練習に次ぐ練習だ。お母さんの一人は「週5回の練習も、都大会に行きたい、という一心で頑張っていました」と嬉しそう。
 同少年団を35年以上指導しているという吉田正監督(57)は「このチームは身長が高い子が多く、攻撃中心のチームで、勝ち抜きました。都大会はレベルが高いのですが、何とか頑張ってほしい」と話した。
 なお、男子チームも都大会出場目指し頑張っている。
【都大会に出場する他の区内チーム】弥生第二スポーツ少年団女子、太陽JC、全千寿

写真=吉田正監督(右側)、三松敏宏コーチ(左側)と一緒に「弥生第一スポーツ少年団」女子=Lソフィア体育館で
掲載:2010年6月5日号
 足立区バレーボール連盟の「第41回家庭婦人の部春季大会」が、4月25日(日)~5月9日(日)まで、東和センター、鹿浜センターなどで開かれた。1部~8部までがトーナメント形式で熱戦を繰り広げ、各部の決勝は9日(日)に総合スポーツセンターで行われた。
 結果は次の通り。
【1部】①東伊興クラブ②チェリー③旭クラブ、東和クラブ
【2部】①鹿一クラブ②梅島クラブ③保木間クラブ、つばさクラブ
【3部】①伊興クラブ②東渕江クラブ③千八クラブ、V’メッツクラブ
【4部】①西六クラブ②千寿パル③レッツクラブ、アリエスクラブ
【5部】①西新井クラブ②D.クロス③花保クラブA、花一クラブ
【6部】①ユニティー②栗原クラブ③入谷クラブ、ライヴズクラブ
【7部】①高野クラブ②東友クラブ③渕一クラブ、浜っこクラブ
【8部】①レインボー②千七クラブB③紅クラブ、六木クラブ
掲載:2010年6月5日号
 北三谷小学校(大森隆雄校長、東和1丁目)で5月16日(日)、元プロ野球選手を招いて少年・少女野球教室が開かれた。
 青少年の健全育成に取り組んでいる「町田道雄こども協会」が主催、同校PTA(峯岸道隆会長)、区野球連盟が共催。同校校庭で活動している地元少年野球チーム「ビクトリーズ」が協力し、チームの選手を中心に、児童66人が参加した。
 講師として訪れたのは、元読売巨人軍4番打者で現在野球解説者として活躍中の山本功児氏、同じく元読売巨人軍選手の庄司智久氏、元日本ハムファイターズ選手で足立区島根在住の保坂英二氏。
 峯岸会長は「56年の歴史の中で、プロ野球選手が来るのは開校以来初だと思う。みんなの中から、そんな選手が出たらうれしい」と、感激の挨拶で子どもたちを激励した。
 講師3人はベースの踏み方、リードの取り方など丁寧に指導。「スライディングがうまくできない。やり方を教えて」の質問には、「プロの球場と違って下が固いので、膝からつかずにお尻で滑る。ヘッドスライディングはやらない方がいい」とアドバイスした。
 参加者の中には、キャ
ッチボール初心者も。子どもたちは、ボールの握り方と投げ方など基本を教えてもらい、その場で講師を相手に投球に挑戦。相手のグラブに上手く届くと、「楽しい!」と笑顔が弾けた。

写真=元プロ野球選手がボールの握り方を指南=北三谷小学校で
掲載:2010年6月5日号
 第17回ジュニア・スポーツ大会相撲競技会、第34回わんぱく相撲足立大会が5月23日(日)、千住スポーツ公園相撲場で開かれた。
 区内小学校から95人が出場。保護者の声援が響き渡る中、それに応えるように土俵の取り組みも見応え充分の激しさで、熱戦が繰り広げられた。4~6年の優勝者は6月27日(日)に味の素スタジアムで行われる「わんぱく相撲東京大会」に出場する。
 結果は次の通り。
▼幼児の部=①西村慎之介(シカハマイングリッシュアドベンチャーズ)②松本陸利(若草幼稚園)③伊沢恒希(西新井保育園)▼1年の部=①堀中真帆(弘道小)②柿沼星愛(同)③窪田真人(同)
▼2年の部=①山崎蓮(栗島小)②三本木翔(西新井小)③堀中和真(弘道小)▼3年の部=①大上拓己(弥生小)②椎名かん太(弘道小)③井上れお(千寿小)▼4年の部=①二本栁亘(綾瀬小)②福士敬(弘道小)③松島知生(千八小)▼5年の部=①下谷丈(千寿小)②染谷佑武(弘道小)③山野井敦貴(同)▼6年の部=①清田和希(千八小)②福士徹(弘道小)③別府耕史(中島根小)

写真=入賞したちびっ子力士たち