足立朝日

掲載:2010年7月5日号
 第四中学校夜間学級(田本登喜雄校長)が6月13日(日)、大田区立糀谷中学校体育館で行われた夜間中学バレーボール大会(リーグ戦)で、3年ぶりに優勝した。
 夜間中学校は、都内に8校。スポーツ大会は年3回、バレーボール(6月)、陸上(10月)、バスケットボール(12月)があり、この全校が参加する。
 第四中夜間学級は、都内最大数の105人の生徒が在籍し、最高齢は74歳。
 今回は、多数の希望者の中から選出したAB2チーム(1チーム6人)が、交代で出場した。平均年齢は18歳で、三郷のサッカーのクラブチームに所属している生徒が多く、パワーもやる気も満々。
 大会の3週間ほど前から、午後8時55分までの授業の後や体育の時間を使って、上田嘉重監督の下で練習を重ねた。
 決勝で当たったのは、昨年敗れた世田谷区三宿中学校夜間学級。三宿は第四中が勝利を逃した2年間の優勝校で、まさに因縁の対決となった。
 家族ら応援団の熱い声援の中、見事雪辱を果たした。

写真=応援団に囲まれて喜びの記念写真。ユニフォーム姿が選手たち=大田区立糀谷中学校体育館で
掲載:2010年7月5日号
 足立区ゴルフ連盟(芦川一男会長)では、「未来の石川遼を目指そう」と、足立区初のジュニア大会(第1回)を行うことになった。腕自慢のジュニア諸君! ぜひ、この大会に参加し、飛躍を目指そう。
開催日時 8月9日(月)
会場 紫あやめ(千葉県野田市鶴奉463-1、TEL04・7124・1177)
募集人数 8組(32名)担(かつ)ぎでラウンドが出来る小学5年以上のジュニア ※乗用カートの使用は不可
競技規則 18ホールストロークプレー。JGAおよびローカルルールによる。ノータッチ、完全ホールアウトとする。
参加費 6,500円(プレー、昼食、パーティー代込)
参加資格 足立区内在住、足立区内ゴルフ練習場利用のジュニア
締切 定員になり次第
主催 足立区ゴルフ連盟
問合せ TEL090・1557・4611 担当・雨宮
申込先 FAX048・922・2926

写真=体育協会主催「薄暮ジュニア大会」に参加した子供たち=昨年8月、新田の新都民ゴルフ場で
掲載:2010年7月5日号
 足立区ソフトボール連盟の平成22年度会長杯大会が6月6日(日)、13日(日)の両日、連盟加入チーム男子6、女子4で虹の広場横の千住グランドで行われた。
 1日目は、二つのグループに分かれ、上位2チームが2日目の決勝トーナメントに進出。
 男子決勝は飛馬対東中川リバーズで戦い、12対4で飛馬が優勝、女子は神子ベアーズ対デブラーズで戦い、15対0で神子ベアーズが優勝した。結果は次の通り。
【男子】①飛馬②東中川リバーズ③KMネイバーズ④フリーダム
【女子】①神子ベアーズ②デブラーズ③フラワーズ④柳原エラーズ




写真=上/男子優勝チーム飛馬のメンバー
下/女子優勝チーム神子ベアーズのメンバー
掲載:2010年7月5日号
 6月11日(金)夕、小台1‐3‐1にある田島ルーフィング(株)で、屋上で音がするのを社員が聞きつけ、駆け付けたところ、植えられた植物の間をカルガモの親子が歩いているのを発見、大騒ぎとなった。
 「写真、写真!」の声で撮った決定的瞬間がこれ。「子ガモが11匹もいるよ。かわいい!」と女子社員が言えば、「水がないのに、何を間違えたんだ」と男性社員。
 結局、週末だったため、そのままにして社員は帰宅したが、翌週の朝駆け付けてみると、このカルガモ親子の姿はなし。
 同社は、防水の設備・施工、屋上緑化のパイオニア企業として有名。同工場の屋上も、背の低いセダムなどのほか中低木も植えられている。同社
の高藤憲三総務部長(59)は「近くに荒川河川敷もあるが、ここは、カルガモの母親の目に最も安全な場所として映ったのでしょう。すごい生存本能ですよね。母親は、ここに水がないことがわかったので、子ガモを口にくわえ別の場所に移動したのでしょう。池も造っておけば良かった」と、梅雨空の下に起きた自然界のハプニングに目を細めていた。

写真=ママの後ろについてヨチヨチ歩く11匹の子ガモ=田島ルーフィングの屋上で
掲載:2010年7月5日号
 堀之内公園にある約300㎡のハス池で、大賀ハスが咲き始めた。
 松本久さん(72)=東伊興1丁目=が撮影したのは、前夜の雨が上がった6月30日朝。「つぼみがかなりあるので、7月5日頃が見ごろでは」
 推定約2000年前のハスの実から開花したもので、1997年千葉公園から寄贈。日の出とともに咲き始め、午後には閉じる。8月中旬頃まで楽しめる。
【交通】北千住駅西口発はるかぜ堀之内・椿循環「堀之内公園前」徒歩1分、日・舎ライナー「江北駅」徒歩15分、西新井駅西口から国際バス「椿二丁目」徒歩10分

写真=2000年前の美しい花が見られる=松本久さん撮影
掲載:2010年6月20日号
 足立の製造業のシンボルができた。あだち異業種交流会「未来クラブ」が考えた「足立ものづくりキャラクター」のつくるくん、つくみちゃん、ゆめぞう。それに、伝統工芸士たちが協力して作った、キャラクターをご神体とする木彫りの「足立ものづくり神社」がそれだ。
(さらに…)
掲載:2010年6月20日号
 都立足立東高校(清水頭賢二校長)のボクシング部が、関東高等学校ボクシング大会(6月5日~7日)で活躍。佐藤凱大(よしひろ)さん(3年)が3位、橋本慎也さん(2年)が2位の好成績を収めた。
 都立高校では珍しいボクシング部が出来たのは、2年前。部員は佐藤さん1人だけで、同好会として始まった。当時はサンドバックもなく、ボクシング経験のある髙松久一顧問のもと、自主練習の日々。2年目に2年生2人が入部したことで活気づき、今は女子1人を含む7人の部員が所属する。
 今年1月、高橋秀樹同窓会会長の紹介で、ボクシング経験豊富な地域の人がボランティアで指導についてから、急成長した。髙松顧問も「努力して何かを手に入れる、いい経験になっている」と、部員たちの頑張りを喜ぶ。
 佐藤さんはライトフライ級。これまでもサッカーや野球など様々なスポーツを経験したが、初めて長く続いたのがボクシングだという。練習相手がいなかった1年目の夏休み、ボクシングジムでのスパーリング(打ち合い)中、レベルが上の相手のパンチを受けて負傷し、辞めようと思ったこともあった。「続けたら今のいい環境になった。難しいけど、勝った時の達成感は、他のスポーツにない快感がある」。プロを目指したいと語る。
 ミドル級の橋本さんは中学時代、1年間バスケ部だったが、格闘技をやろうと入部。地道な練習で、90㎏あった体重は75㎏にまで絞られ、マラソン大会で2位の好成績も。「ジャブやストレートを教えてもらっているうちに強くなっていくので、やりがいがある。いろいろな格闘技がやりたい」と夢が広がる。
 6月13日~20日のインターハイ予選を目前に、佐藤さんは「勝ちにいきたい」、橋本さんは「優勝じゃないと意味がない」と熱い闘志を漲(みなぎ)らせていた。


写真=上/リング代わりのレスリング用マットの上で、スパーリング練習をする佐藤さん(右)と橋本さん(中央)
下/インターハイ予選に向けて闘志を燃やす佐藤さん(左)と橋本さん
掲載:2010年6月20日号
 北足立市場が食育事業の一環として2年前から行っている出前花育塾「花を愛でる会」が6月9日(水)、区立五反野保育園(菅野文子園長)で開かれた。
 花とのふれあいを通じて花を愛でる心、命を大事にする気持ちなどを育てようというもので、今回で6回目の開催。今回は保護者参観日に合わせ、4~5歳児約50人と保護者約30人による初の親子参加となった。
 「お花がわらった 親子でわらった」をテーマに、石黒裕美氏の指導で1人1つのフラワーアレンジメントに挑戦。切り花は、(株)第一花き(松本喜勝社長)を中心とする北足立市場協会と北足立花き事業協同組合が提供した。
 牛乳パックのバスケットに、ひまわりやトルコキキョウなどの花を丁寧に挿して完成させると、子どもたちはニッコリ。満足の出来栄えに、「お友達にあげたい」という子も。娘さんと参加していたお母さんは「普段家ではやらないけど、子どもと一緒だと楽しいですね」と声を弾ませていた。
 最後に(有)ケイエフジー・川村生花店の川村恵三社長が、「切り花は強い日差しや風に弱い。古い水を捨てて新しい水を足すと長持ちする」などアドバイス。子どもたちからはお礼に歌がプレゼントされた。


写真=完成したフラワーアレンジメントに笑みがこぼれる=五反野保育園で
掲載:2010年6月20日号
 「住まいと心の耐震まちづくり」に区と協働事業で取り組んでいるNPO法人「暮らしと耐震協議会」(木谷正道理事長=所在地・神奈川県平塚市)が、耐震補強過程で出る建築端材で作った「小碁盤」600セットを、区内小中学校と児童館などに寄贈した。
 区内の建築事業者から提供を受けた端材(廃棄物)を20㎝四方に切ったものを、竹の塚あかしあの杜(横内康行施設長)などの障害者が周囲を磨いて縦横の線を引き、碁石やテキストと一緒に袋詰めして販売するというもの。防災、環境、福祉、文化に貢献する「一石四鳥」のユニークな事業として、07年から同NPOが平塚で始めた。
 贈呈式が6月1日(火)、渕江第一小学校(木内克明校長、保木間3丁目)で行われ、木谷理事長、大石明広・同事務局長、横内施設長、松崎孝平・都建築士事務所協会足立支部副支部長が出席。将棋囲碁クラブの児童7人に小碁盤が手渡された。
 木谷理事長は「簡単なので30分で覚えられる。考える力、構想する力、決断する力、人とコミュニケーションする力がつくので役に立つ」と、子どもたちにその場でルールを指導した。
 7月3日(土)から開かれる学校づくり協議会の土曜授業の中で、地域の人や保護者も一緒に学ぶ予定。


写真=木谷理事長(中央)から碁のルールを教わる子どもたち=渕江第一小校長室で
掲載:2010年6月20日号
 6月14日(月)、昭和4(1929)年創業の
銭湯「大黒湯」(千住寿町32‐6、TEL3881・3001)の背景画が、日本に2人しかいない銭湯の絵を専門にしたペンキ絵師、中島盛夫さん(65)=練馬区在住=により塗り替えられた。
 同銭湯の背景画の塗り替えは約3年振りで、これまで頼んでいたペンキ絵師の早川利光さんが昨年他界し、今回初めて中島さんに依頼。描かれた風景は男湯が富士山、女湯が北海道・大沼からの駒ケ岳だ。
 実際に富士山に何度も足を運んだという中島さんの富士山の絵は「(絵を描く際)明るく広く描こうを心掛けている」とのモットー通り、奥行が表現されていて、まるで自分がその場にいるような迫力がある。今回は男湯に富士山が描かれているが、男湯と女湯の境の上部が空いているので、女湯からも富士山を見ることが出来る。
 大黒湯の清水久司店主(66)も「今の銭湯は塗り替えなくて良いタイル絵が多く、うちみたいに塗り替えなけれ
ばいけない銭湯にとって、塗り絵師の方がいるというのは助かる。今回新しく中島さんに描いてもらったが、明るく迫力ある絵になって良かった」と話す。
【営業時間・定休日】午後3時~午前0時、月曜定休
【料金】大人430円、小学生180円、未就学児80円
【交通】「北千住駅西口」から都営バス「竹の塚駅」行きで「千住四丁目」下車、徒歩1分

写真=上/女湯の風景を描く中島さんと、それを手伝う弟子の田中みずきさん
下/完成した富士の絵を前に清水店主