足立朝日

無声映画と音楽に酔う コンサートinミュージアムBUoY

掲載:2019年1月5日号
 12月12日(水)、元銭湯のたたずまいと雰囲気をそのまま残す個性的な空間に、無声映画の映像とギターの生演奏が響いた。
 これは、生涯学習振興公社と実行委員会が主催する「コンサートinミュージアム」。会場は、千住仲町にあるアートセンター「BUoY(ブイ)」。ここは、2階が元ボウリング場、地下は元銭湯という廃墟だったが、芸術監督の岸本佳子さんらが改装し、201
7年7月にアートセンターとしてよみがえった。
 この日は、同所のPRを兼ねた特別イベントで、1924年に米国で作られた無声映画「キートンの探偵学入門」が上映された。
 弁士は、東和3丁目にある無声映画公演の企画会社「オフィス・アゲイン」所属のハルキさん。これに、楽士として湯浅ジョウイチさんがギター演奏で参加。
 コンクリートむき出しの壁にスクリーンが掛けられ、「世界三大喜劇王」の一人バスター・キートンが監督・主演で大活躍する無声喜劇を、ハルキさんが七色の声で見事に語り、湯浅さんのギターがそれをさらに盛り上げた。50人の観客は、珍しい空間での芸術に酔いしれた。

写真/独特の空間で、挨拶するハルキさん。手前は湯浅さん