足立朝日

足立学園 オンラインで授業とHR充実 ICT導入の相談も受付

掲載:2020年5月5日号
 新型コロナによる休校が続く中、オンライン授業を取り入れる学校が増えている。
 足立学園(初鹿野惠太郎理事長・井上実校長/千住旭町)は、以前からのICT(情報通信技術)活用をさらに進め、オンラインでの授業やホームルームによる自宅学習を行っている。
 同校は6年前から全教室に電子黒板設置、学内Wi‐FiなどICT導入の取り組みを開始。Microsoft社のOffice365を導入してからは、TeamsやFormsなどのアプリを活用してきた。Teamsを使って生徒と教員がつながることにより、気軽にチャットで質問したり連絡事項を伝達するなどのコミュニケーションが実現。また、Formsを使ってのアンケートや小テストも実施してきた。これらの実績により、3月3日(火)、Microsoft社のMicrosoft Showcase Schoolに認定されている。
 休校により3月の2週間、Teamsによるホームルームと授業を行ったところ、家庭のインターネット回線やWi‐Fi環境の影響、参加者が増えると音飛びなどが起きるなどの問題があった。そのため、4月からは様々なツールを使い分ける方法に変更し、授業動画配信はStream、課題提出はTeams、確認テストはFormsで実施。高校生は以前から導入しているスタディサプリ(リクルート社)も活用している。
 授業動画は主に教科書の内容を教員の声で解説していくというもので、生徒からは「繰り返し見ることができる」「わからないときやノートをとるとき一時停止できるのが助かる」と好評という。また確認テストは、問題を解いて送信ボタンを押した後、すぐに解答と点数を知ることができるという。
 新高校生は、まずスマホや自宅のPCからホームルームに参加し、操作と担任とのコミュニケーションに慣れてから、タブレットPCを購入。また、これまで中学1年生は基本的な生活を身につけるためタブレットを使った授業はしてこなかったが、今回の休校措置により、急遽タブレットの案内を始めている。いずれも家庭内のITが進んでいたことにより、柔軟な対応が可能となった。
 これらの導入が出来るのは、常に生徒たちのより良い教育のために、前向きな研究や努力を欠かさない教員たちの力がある。教員自身もStreamで他の教員の授業動画を見ることで、自分の動画作成の参考にしたり、休校中の教員同士の連絡をTeamsで取り合うなどしている。
 Office365で新しい機能が追加された場合は、同校MIEE(Microsoft 認定教育イノベーター)から随時情報提供され、使い方の研究も行われている。オンライン導入が他国より遅れていると言われる日本において先駆的な同校の取り組みは、他校や教育委員会などが視察に訪れるなど注目されている。
 足立学園は「ICT導入担当部署で悩んでいる方はぜひご相談ください。また、本校の受験をお考えの受験生・保護者の方でもっと詳しく知りたい方はご連絡下さい」と話している。問合せはメールで。

写真上/オンラインホームルームを行う教員の様子
下/Formsでの確認テスト。説明とともに書きこまれていくので理解しやすい