足立朝日

市川森一原作 「ドラマティック古事記」上演決定

掲載:2020年6月5日号
 脚本家・作家の市川森一(元日本放送作家協会理事長・前シアター1010館長)が、晩年に取り組んだ仕事は「古事記の舞台化」であった。その遺志を継いだ妻で女優の柴田美保子は、市川の実妹で脚本家の市川愉実子の脚本(原作=市川森一)により、これまで各地の大舞台で「スーパー神話ミュージカル ドラマティック古事記」を上演してきた。東京公演は、2016年9月に新国立劇場オペラハウスで上演され大成功を収めたが、2020年版としてこの8月、新たによみうり大手町ホールでの上演が決定。同舞台は、日本文化を国内外に発信する「日本博」の関連事業のひとつで、今回は「神々の愛の物語」をサブタイトルに、古事記の中の「国生み」と「天の岩戸開き」の場面が、柴田の情感溢れる語りに乗せて、優雅なダンス、心に染み入る歌・演奏などで表現される。
 バレエダンサーで俳優の西島数博が芸術監督・演出・振付・イザナキ役を務める。主な配役は、真矢ミキがイザナミ、舘形比呂一がアマテラス、日野真一郎(LE VELVETS)がスサノオ、植木豪がタジカラオ、鳥居かほりがアメノウズメ、橋本直樹が火の神、浅野瑞穂が涙の神、河野鉄平が黄泉の王、佐藤健作が時をつかさどる神、柴田が語り部。そして、特別出演として東儀秀樹がアメノミナカヌシを演じる。
 同舞台を彩るのは、マークエステルの壮大な神話絵画。昨年11月に皇居前広場で行われた天皇TEL下即位を祝う「国民祭典」において、天皇皇后両TEL下の前でその絵画映像が流され、約7万人の参加者が共に鑑賞した。この大作を背景に、名だたる舞台人がパワー全開。新型コロナウイルスによる上演状況は、公式ホームページ「ドラマティック古事記2020」を検索。
【日時】7月31日(金)午後7時▼8月1日(土)2日(日)両日午後1時・5時▼3日(月)午後1時
【場所】よみうり大手町ホール
【料金】1万円※未就学児入場不可
【チケット】チケットぴあTEL0570・02・9999 HP Pコード=501-115

写真/美しい語り部・柴田美保子