足立朝日

足立学園出身 高橋和樹さん パラ五輪「ボッチャ」ペアで銀メダル

掲載:2021年10月5日号
 足立学園出身の高橋和樹選手(41)が、ボッチャでパラリンピックに出場。9月2日(木)のペア(運動機能障害・脳性まひBC3)で、銀メダルを獲得した。
 戦略と技を駆使するボッチャは、「地上のカーリング」とも称される競技。目標球となる白いジャックボールを先に投げ、それに向けて赤と青のボール各6個を交互に投げ合って、いかにジャックボールに近づけるかを競う。年齢や障害に関わらず誰でも楽しめるスポーツとして、近年は小学校の授業に取り入れられるなど広がっている。
 BC3は最も障害が重いクラスで、自力での投球ができないため、アシスタントがついてランプ(勾配具)を使ってボールを転がす。
 高橋選手は高2の時に柔道の試合での頸椎損傷により、鎖骨から下の感覚を失った。東京五輪の開催決定を機に、世界を目指したいとボッチャを始め、日本人で初めて世界選手権準優勝。リオのパラ五輪に出場するも、メダルには届かなかった。
 今回のパラ東京大会では、個人戦は残念ながら1次リーグ敗退となったが、ペアでは初出場の河本圭亮選手(22)、田中恵子選手(39)を引っ張って奮闘した。
 世界ランキング7位ながら、準決勝でランキング1位のギリシャに勝利。決勝は韓国に3点先取されたが土壇場で追いつき、タイブレークに持ち込んだ。
 惜しくも金メダルは逃したが、輝かしい成績を残した。

写真/2016年に母校で講演した時の高橋さん