足立朝日

ジャッキー吉川とブルーコメッツ  ベース奏者・高橋 健二さん(70歳)

掲載:2009年8月5日号
足立3丁目在住

ブルーコメッツは永遠に

 1960年代後半から70年代に青春時代を送った人間にとって、思い出深いGS(グループサウンズ)「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」。メンバーは、リーダーのジャッキー吉川(ドラムス)、小田啓義(ピアノ)、高橋健二(ベース)、三原綱木(ギター)、井上大輔(サックス、フルート)。その中で穏やかな表情でベースを弾く、長身の高橋の姿を記憶している読者も多いだろう。

 心は青年のまま、現在メンバーは平均年齢69歳。井上亡き後も、メンバーチェンジをすることなく、4人で年間10回のステージを継続している。高橋は足立区に住み、区内カラオケ大会の審査員も務める。「驚くほど歌の上手な人が増えているね」と微笑む高橋は、やはりスターの貫禄。スレンダーな体型はそのままで、カメラに向かって自然に微笑む。
 かつてGSの全盛時代、これまでのシャウト型とは違う大人の音楽として、ブルーコメッツの「ブルーシャトウ」が世の中に流布した。当時は「日劇に出られればそれでいい」という思いでいたが、階段を上りつめていく際に、歌舞伎座・日劇・宝塚での時間差ステージに立つこともあった。自分の位置がどこにあるか判断も出来ないほど多忙な中、ファンにモミクチャにされる日々。変装をしてコンサート会場を出ることもしばしばだった。
メンバー誰もがプロ意識に燃え、「自分が一番」の気持ちで仲間同士支え合い、ブルコメカラーはますます磨かれた。数多くのGSが台頭する中で、唯一NHK紅白歌合戦に連続出場を許されたのは彼らのみ。現在の彼らのステージには、若者たちも訪れる。団塊の世代はブルコメの曲に乗せて踊り狂うという。
 高橋にとって「ブルーコメッツ」は宝であり、自分の人生そのもの。この仲間と共にこれからも人生を歩みたいと願う。「ブルーコメッツは永遠に」の想いを込めて……

撮影協力=ア・ラ・カンパーニュ(北千住マルイ4階)