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掲載:2010年12月5日号
掲載:2010年12月5日号
9月26日(日)~30日(木)にかけて千葉県で行われた「千葉国体2010サッカー競技(少年の部)」で、現在FC東京ユースで活躍している足立区の馬場拓郎選手(関原)、天野将平選手(西綾瀬)の2人が東京都代表選手として見事優勝した。馬場選手(都立小石川中等教育学校4年)は、ゴールキーパーとして出場し、「特に1回戦のPK戦が大変だったが、全試合を通して無失点で終えられたことが自信になった」と話す。
天野選手(都立小平高等学校1年)は、フォワードとして活躍し、「相手チームの中には日本代表に選ばれている選手もいたが全国優勝できてうれしい。もっと頑張りたい」と話す。
2人はFC東京ユースに所属していて、今後の目標について「まずはユースチームで優勝、いずれは日本代表に入って活躍したい」と力強く語った。
また、いちばん近くで見て応援してきたお母さんたちは「一試合ごとに強くなっていくのを感じた。すごく良いチームだった」と、子どもたちの活躍に笑顔で答えた。
写真=近藤区長を囲む馬場選手(手前右)、天野選手(同左)と
母親ら=区長応接室で
掲載:2010年12月5日号
掲載:2010年12月5日号
今年もあと1カ月。イベントやセールで賑わう12月がやって来た。足立区役所では、毎年恒例の「足立のものづくり展」が行われ、各商店街では「歳末セール」で活気づく。今回は、歳末セール真っ最中の五反野駅前の商店街から、イベントが行われる足立区役所までをお散歩。
(さらに…)
(さらに…)掲載:2010年12月5日号
東京都建築士事務所協会足立支部(吉原芳枝支部長)が11月11日(木)に開かれた第4回日本耐震グランプリで、グランプリを受賞した。住宅等の耐震化、家具の店頭防止等に努めている企業、団体、個人を表彰するもので、主催は (財)日本都市センター、(社)全国市有物件災害共済会、NPO法人東京いのちのポータルサイト。
足立区では平成18年から、昭和56年5月以前に建てられた木造住宅・建築物を対象に耐震診断助成・耐震改修工事助成を実施している。制度開始前から建築士事務所協会足立支部は区と協議を重ね、「耐震診断」「補強設計」「概算見積」を3点セットにして利用者に提示する独自のシステム「足立区方式」を生み出した。
これにより、全国的に耐震診断から補強工事になかなか結びつかない中、足立区は診断を受けた人の補強率が約5割という驚異の実績を上げた。また家具転倒防止も制度実施の前年の4件から、310件にまで急増。足立支部と区の協働により、助成制度が形だけのものに終わらず、有効に機能するものとなった。
同19日(金)、吉原支部長は松崎孝平副支部長、木谷正道・NPO法人東京いのちのポータルサイト副理事長とともに区役所を訪問、区長に受賞を報告した。
吉原支部長は「地道な活動が認められたのが、うれしい」と受賞を喜びつつも、「耐震とリフォームを勘違いしている人がいる。リフォームほど料金はかからない。また、木造アパートは大家の都合で難しい状況もある」と課題を語った。
また同支部は中学2校で生徒を対象に耐震授業を行ったことがあり、松崎副支部長は「耐震や防災の意識が高くなった。今後、中学の防災教育を進めていければ」と話す。
木谷氏から診断の必要な昭和56年以前の建物へのアピール方法の提案もあり、更なる耐震普及に向けて、区長と積極的な意見交換がされた。
写真=左から木谷副理事長、区長、吉原支部長、松崎副支部長=区役所で
掲載:2010年12月5日号
千住は松尾芭蕉が「おくのほそみち道」に旅立った地。それにふさわしい芭蕉像が、学びピア1階のロビーにある。芭蕉の生まれ故郷の伊賀焼で、400㎏近くもある立派なものだ。実はこの芭蕉像、全く同じものが伊賀上野にある。地元出身の政治家・川崎克の主導で、芭蕉生誕300年の昭和17年に記念堂・俳聖殿とともに製作され、その中に安置されている。足立区にあるのは2体作られた片方で、縁あって川崎家の関係者から寄贈された。
俳聖殿は芭蕉の旅姿を表現した独創的な木造建築物で、10月に国の重要文化財指定が決定。それを知ったNPO千住文化普及会理事長の櫟原(いちはら)文夫さんが、千住の芭蕉像の「さや堂」建設を呼びかけようと立ち上がった。
「片や重文のお堂に大切に納められ、片やロビーの隅に黄色いプラスチックの鎖で仕切られて置かれている。旅立ちの地が、こんなことでいいのかと」。櫟原さんは各地の芭蕉関係者との交流の中で、何度も歯がゆい思いをしてきたという。
旅が安全でなかった当時、芭蕉の旅は死を覚悟してのもの。深川の庵を処分し、舟で千住に上陸、「矢立初の句」を詠んで旅立った。一説では千住宿に逗留し、弟子たちと別れの時を過ごしたと言われる。「海外にも名が知られていて、おくのほそ道を巡る人が必ず立ち寄る旅立ちの地が、結びの地・大垣の活動に比べて、あまりに貧弱」と櫟原さんは嘆く。「さや堂を機に、地域の誇りになるように、世界にアピールできる千住を検証していければ」
櫟原さんの案は、矢立の碑のある橋戸町公園に、公衆トイレの改築と合わせてさや堂を建てるというもの。芭蕉が上陸した場所でもあり、すぐ横に千住宿のシンボル・歴史ある千住大橋を望む。隣に交番があり不心得者対策も万全だ。全国から芭蕉を訪ねてくる人々の拠点にピッタリという。「 〝芭蕉が旅立った千住〟を、町おこしの起爆剤にしたい」との思いは熱い。足立の歴史を愛する人たちとともに、これから署名集めなど本格的に活動を始める。
写真=上/足立区にある本家と同じ芭蕉像=学びピア
下/伊賀上野にある本家芭蕉像=櫟原氏提供
掲載:2010年12月5日号
足立区民生・児童委員協議会が11月5日(日)、日比谷公会堂で行われた全国社会福祉大会で「社会福祉功労者厚生労働大臣表彰」を受賞した。多年にわたって積極的に活動してきたことが評価されたもので、団体が受賞するのは珍しいという。同協議会は、福祉事務所との連携・協働による要保護者の発見・訪問、区内に避難していた三宅島島民への支援と交流、心の健康フェスティバルの開催などの活動を継続。毎月の活動記録の提出率は、取り組みを始めた平成16年度末から連続100%を達成している。
11月15日(月)にはシアター1010ギャラリーで受賞祝賀会が開かれ、来賓、委員など多数が出席した。中田貢弘会長は「553人が結束できたのは、一人ひとりの努力の結果。小さな道が踏み固められて大きな道になる」と、各委員に心からの感謝を述べた。
福田豊衍・都民生児童委員連合会副会長から中田会長に厚生労働大臣表彰の贈呈が行われ、次いで近藤やよい区長から宮田壽美子・第三合同会長に区長感謝状が贈呈された。
彼らの地道な活動が、社会的弱者として置き去りにされがちな高齢者、子ども、生活保護者を親身になって支えている。
写真=厚生労働大臣表彰を受け取る中田会長=シアター1010ギャラリーで
掲載:2010年12月5日号
西新井小学校(加藤隆司校長)の校舎内の壁と階段に、色鮮やかなアートが出現した。創立81年の同校は校庭に新校舎を建設中で、築40~60年の校舎は来年の夏休みの引越し後、取り壊される。6年生は新校舎完成を待たずに卒業することから、思い出作りとして旧校舎の壁画に挑戦することになった。
クラスごとにテーマを決めてアイデアを出し合い、階段の壁面に直接ペンキで描いた。「未来へ」と題された海の中や、自然豊かな山の風景など、明るく伸び伸びとした世界が広がる。5年生が大きな紙に絵を描いたものを、階段アートとして切って貼り付け、壁画とのコラボレーションが完成した。
11月18日(木)~21日(日)に校内で開かれた3年に1度の展覧会で、保護者や地域の人にも公開された。階段や教室には子どもたちの作品が並び、静かなBGMとともにモニターに制作過程などの写真が映し出されるなど、普段の学校が異世界のギャラリーとなった。
今後、卒業式までに全校児童で旧校舎内を全て壁画化し、6年生は壁画の中を通って旅立っていく計画という。

写真=上/=壁画製作中の6年生
下/階段アートと壁画で学校が不思議な世界に=西新井小
掲載:2010年12月5日号
10月に行われたあだちサークルフェア(学びピア)とAフェスタ(荒川河川敷)で、子どもたちが1円玉の募金でアートを作り上げた。楽しみながら募金をしてもらおうというもので、サークルフェアでは事前に地域学習センターに募金箱を設置。当日の呼びかけで集まった1円玉と合わせて、アートの「材料」にした。財布の中を見ながら、「わかっていれば、持ってくるんだった」と残念がる来場者も。
このアートで集まった1円玉を、生涯学習センター(平野昌暁所長)と青少年委員会(北島一弘委員長)は、区社会福祉協議会に寄付。11月22日(月)、あだちサークルフェア2010実行委員会の林太一委員長とともに区役所を訪問、社会福祉協議会の佐野宏明常務理事と福澤慶一総務課長に、ダンボール入りの寄付金を手渡した。金額はサークルフェア1万4030円、青少年委員会1万8493円で合計3万2523円。台紙にしっかりのり付けされていたのを、職員が1枚1枚苦労して剥がしたという。
「今回の経験を教訓に、来年のサークルフェアでは1円玉アート寄付を、事前に広く周知していきたい」と林委員長は話す。
写真=上/子どもたちが下絵に合わせて1円玉を貼り付け、完成させた
下/左から福澤総務課長、佐野常務理事、北島委員長、林実行委員長、平野所長
掲載:2010年12月5日号
六木小学校(後藤とも校長)で11月18日(木)、6年生76人を対象に、つくば工科高校の生徒たちによるロボット出前授業が行われた。つくばエクスプレス開業を機に、沿線の自治体の交流を目的に5年前から始められたもので、足立区では大谷田小、千寿第八小に続いて3校目。
講師は情報技術研究部の生徒15人。ロボットアーム、人型ロボット、マイコンカーなど5コーナーがあり、子どもたちは高校生の説明を聞きながら、見学や操作体験をした。
「環境・新エネルギーの説明・体験」コーナーでは、「低炭素社会を目指そう」をテーマに、地球温暖化と風力・太陽光発電などの新エネルギーによる対策を分かりやすく説明。実際に手回し発電機を使って、白熱電球とLEDに必要な電力を体感した子どもたちは、「すごくわかりやすかった!」と驚きの笑顔。ロボットアームで物を掴む操作を体験し、「人間の手みたいだった!」と興奮しきりの子も。
最新の技術や地球環境を年の近い先輩から学ぶことで、より印象深いものとなったようだ。
写真=子どもたちはカメ型ロボットのユニークな動きにくぎづけ=六木小体育館で












