足立朝日

掲載:2015年6月5日号
「新聞は未知の世界を知るもの」

 「ようやく歩むべき道が少し見えて来た、って感じですかね」――。席に着くなり定野さんは、こう言い放った。笑顔がとてもひとなつっこい。 (さらに…)
掲載:2015年5月5日号
祖母譲りのひたむきさで

 シューベルト「ヴァイオリンソナタ イ長調D.574」から始まった「ピアノとヴァイオリンのデュオ演奏会」(4月6日、天空劇場)。ピアニストは油井香澄さん、ヴァイオリニストは奥芝翔子さん。香澄さんは、足立区女性団体連合会元会長、足立区人権擁護委員、全国人権擁護委員連合会前副会長などの重責を担い、足立区発展のために尽力してきた油井久仁子さんの孫にあたる。 (さらに…)
掲載:2015年4月5日号
私は長女に見守られている

 「私がここまでやってこれた原動力は、やはり子どもですね。今でも見守られている感じです」――。こう話す鈴島さんの優しい目が心なしか潤んだ。 (さらに…)
掲載:2015年3月5日号
ハンコで描く銭湯と人の魅力

 身近な材料で自分だけのデザインが作れると人気の、消しゴムハンコ。そう思っていると、驚かされる。素朴なだけでなく、緻密で渋い。リアルな似顔絵は本人にそっくりで、思わず笑ってしまう。下駄箱の木製の錠、ホーロー看板、ケロリン桶――味のある線で描かれた銭湯の品々は、どれも懐かしくあたたかい。銭湯への溢れんばかりの愛情がそこにある。 (さらに…)
掲載:2015年2月5日号
テクニックではなく自分の音楽を

 昨年11月、若手演奏家の登竜門と言われるパリのロン・ティボー・コンクールで、バイオリン部門2位。コンチェルトでは、モナコ大公の特別賞を受賞した。「ようやく、やってきたことが報われた」と話す落ち着いた笑顔に、山を一つ乗り越えて得たものが覗く。 (さらに…)
掲載:2015年1月5日号
「お互い様」で支え合う仕組みを

 炊事、洗濯、掃除、子どもの送り迎え、犬の散歩――日常生活で時には誰かにやってもらえたら、と思う作業は多い。体の自由がきかなければ尚更だが、制約のある介護保険では使えない。 (さらに…)
掲載:2014年12月5日号
千住を拠点に世界にはばたく

 北村聡――一見、学者を思わせる物静かな青年のどこに、激しいバンドネオン演奏のパワーが秘められているのだろうか。 (さらに…)
掲載:2014年10月5日号
長老から学んだ生き様を実践

 5月30日の足立区議会臨時会で新議長に就任してから4カ月。せぬま剛議長の日々は多忙を極める。 (さらに…)
掲載:2014年9月5日号
「かかりつけ工務店」を目指します

 普段から実践している「お客様目線」で思い、考え、経験したことをまとめ、この長いタイトルの本にしたのが創業48年の工務店の2代目社長の浅野さんだ。「建て替えやリフォーム工事でお悩みの方の参考に」と書かれた専門家からのアドバイスが、8月18日に発売されたこの本に凝縮されている。 (さらに…)
掲載:2014年8月5日号
障害のあるわが子が力をくれた

 あたたかくどっしりと構えた笑顔は、この人に任せれば大丈夫、という安心感を与えてくれる。 (さらに…)